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仕入れ資金による調達

広告費の先行投資を、どこまで現金で持つか

広告費は在庫と同じ「先に出る現金」です。CACの回収期間から累積の谷を計算し、用意すべき資金を出します。谷は月々の広告費ではなく累積で測ります。

公開:2026年9月14日 Creww Finance Media 編集部
この記事の内容

  1. 広告費は、在庫と同じ「先に出る現金」
  2. 数字で見る|1件あたりの回収期間
  3. LTVとCACの関係
  4. 数字で見る|毎月100件を取り続けると
  5. いちばん深いところが、必要な資金
  6. 解約率を入れると、谷は深くなる
  7. 成長を速めるほど、谷は深くなる
  8. 広告費を現金で持つか、調達するか
  9. 回収期間を短くする4つの方法
  10. 媒体への支払条件を確認する
  11. 止められる費用か、止められない費用か
  12. 先行投資と、ただの垂れ流しの違い
  13. 単発売り切りの場合
  14. エクイティで賄うという判断
  15. CACに何を入れるか
  16. コホートで見ないと、平均に騙される
  17. いくらまで現金で持つかの決め方
  18. チェックリスト
  19. よくある質問

広告費は、在庫と同じ「先に出る現金」

広告費は費用として処理されますが、資金繰りの上では在庫と同じ性質を持ちます。先に現金が出て、あとから回収されるからです。

回収に7か月かかるなら、7か月分の資金が要る

1件を獲得するのに3万円かかり、その顧客から月4,000円の粗利しか出ないなら、回収に7.5か月かかります。その間の現金は自社が立て替えています。

CAC顧客獲得単価。1件の顧客を獲得するのにかかる費用。
LTV顧客生涯価値。1人の顧客から生涯で得られる粗利の合計。
CAC Payback獲得にかけた費用を回収するまでの期間。
解約率(チャーン)一定期間に解約する顧客の割合。
この章の要点

広告費は在庫と同じ。先に出て、あとから戻ります。

数字で見る|1件あたりの回収期間

顧客獲得単価3万円、月額5,000円、粗利率80%のサービスの場合です。

項目 金額
顧客獲得単価(CAC) 30,000円
月額 5,000円
粗利率 80%
顧客1人の月間粗利 4,000円
回収期間 7.5か月
30,000円1件の獲得費用
4,000円月間の粗利
7.5か月回収までの期間
売上ではなく、粗利で割る

月額5,000円で割ると6か月に見えますが、実際に手元に残るのは粗利の4,000円です。サーバー代やサポートの費用を引いた後の金額で計算してください。

この章の要点

回収期間は売上ではなく粗利で割ってください。

LTVとCACの関係

回収できるかどうかは、顧客がどれだけ続くかで決まります。

月次の解約率 平均の継続期間 LTV LTV÷CAC
3% 33.3か月 133,333円 4.4倍
5% 20.0か月 80,000円 2.7倍
10% 10.0か月 40,000円 1.3倍
解約率10%なら、事業として成立しない

平均10か月で解約されると、LTVは4万円。CACの3万円をわずかに上回るだけで、固定費を賄う余地がありません。広告を出すほど苦しくなります。

ここでのLTVは「解約率が一定なら平均継続期間は1÷解約率」という単純化した計算です。実際には初期の解約が多く、残った顧客ほど続く傾向があるため、実データで確認してください。

この章の要点

解約率がLTVを決めます。広告の前に、まず解約率です。

数字で見る|毎月100件を取り続けると

先の条件で、毎月100件を獲得し続けた場合の現金の動きです(解約なしとした単純化)。

月 契約数 月間粗利 単月収支 累積
1 100 40万円 −260万円 −260万円
3 300 120万円 −180万円 −660万円
6 600 240万円 −60万円 −960万円
7 700 280万円 −20万円 −980万円
8 800 320万円 +20万円 −960万円
12 1,200 480万円 +180万円 −480万円
14 1,400 560万円 +260万円 0円
300万円毎月の広告費
8か月目単月が黒字に転じる
14か月目累積がゼロに戻る
この章の要点

単月の黒字は8か月目、累積の回復は14か月目です。

いちばん深いところが、必要な資金

先の表でいちばん深いのは7か月目の▲980万円です。

必要なのは「累積の谷」の金額

用意すべきは月々の広告費300万円ではなく、累積が最も深くなる980万円です。この資金がなければ、途中で広告を止めることになります。

この構造は在庫や仕入れとまったく同じです。「毎月いくら出るか」ではなく「累積でいくら沈むか」で必要資金を測ってください。

同じ考え方を仕入れに当てはめたものが 仕入れと売上の時差を1枚の表で見る の記事です。

この章の要点

必要資金は月額ではなく、累積の谷の深さです。

解約率を入れると、谷は深くなる

先の計算は解約ゼロという非現実的な前提でした。月5%の解約を入れると、こうなります。

項目 解約なし 解約5%/月
累積の谷 7か月目 9か月目
谷の深さ ▲980万円 ▲1,120万円
単月が黒字になる月 8か月目 10か月目
累積がゼロに戻る月 14か月目 19か月目
解約率が5%違うだけで、回復が5か月遅れる

谷の深さは140万円しか変わりませんが、累積がゼロに戻るまでが14か月から19か月に延びます。その間ずっと、資金を寝かせ続けることになります。

だから広告を増やす前に、解約率を下げるほうが効きます。同じ広告費でも、回収の速さがまったく違います。

この章の要点

広告を増やす前に、解約率を下げるほうが効きます。

成長を速めるほど、谷は深くなる

毎月の獲得数 毎月の広告費 谷の深さ(解約なし)
50件 150万円 ▲490万円
100件 300万円 ▲980万円
200件 600万円 ▲1,960万円
300件 900万円 ▲2,940万円
速く伸ばすほど、必要な資金は比例して増える

獲得数を3倍にすれば、谷も3倍になります。成長の速度は、用意できる資金が決めています。資金がないのにアクセルを踏むと、途中で止まります。

これは「伸びているのに資金が尽きる」という現象の正体です。ユニットエコノミクスが健全でも、成長が速いほど資金は沈みます。

この章の要点

成長の速度は用意できる資金が決めます。

広告費を現金で持つか、調達するか

手段 向いている場面 注意
手元資金 回収期間が短い(3か月以内など) —
エクイティ 回収が長く、成長を優先する 希薄化
融資 回収の実績が示せる 広告費は担保にならない
売上債権の早期化 既存顧客からの入金を前倒し 費用がかかる
媒体の支払サイト 月末締め翌月末など 枠に上限がある
融資で広告費を賄うのは、簡単ではない

在庫や設備と違い、広告費には残るものがありません。金融機関から見れば「返済原資が見えにくい使途」です。実績の数字で回収を示せるかが分かれ目になります。

実績を示せれば道はあります。過去のコホートで「獲得から◯か月で回収できている」と示せれば、返済原資の説明になります。

この章の要点

融資には回収の実績データが要ります。

回収期間を短くする4つの方法

方法 効果 注意
年払いを用意する 12か月分を一度に受け取る 割引の分だけLTVが下がる
初期費用をもらう 獲得時に一部を回収 成約率が下がる
CACを下げる 回収期間が直接短くなる 獲得数も減ることがある
単価を上げる 月間粗利が増える 解約率が上がることも
年払いは、回収期間を7.5か月からゼロにする

月額5,000円を年払い6万円(10%引きで5.4万円)にできれば、獲得の時点でCACの3万円を上回る現金が入ります。資金繰りの構造が変わります。

ただし、年払いの割引は年率に直すと高くつくことがあります。10%引きの年払いは、資金調達の手段として見ると年率約20.5%に相当します。前受金と売掛金では、資金繰り上の意味が違う の記事で計算しています。

この章の要点

年払いは効果が大きい。ただし割引を年率で検証してください。

媒体への支払条件を確認する

支払い方 資金への影響
クレジットカード(前払い扱い) 即時に近い。カード枠の上限がある
月次請求・翌月払い 30〜60日の猶予
代理店経由 代理店の支払条件による
前払い・デポジット 先に出る
カード枠が成長の上限になることがある

月300万円の広告費をカードで払うなら、カード枠がそれを超えている必要があります。枠が足りずに広告を止めた、という事例は珍しくありません。

媒体によっては、実績に応じて月次請求(後払い)に切り替えられます。広告費が大きくなってきたら、支払条件の交渉をしてください。30日の猶予は、そのまま1か月分の資金になります。

この章の要点

カード枠が成長の上限にならないか確認してください。

止められる費用か、止められない費用か

項目 広告費 人件費・家賃
止められるか 止められる すぐには止められない
止めた場合の影響 新規獲得が止まる 事業が回らない
既存顧客への影響 ない ある
資金繰り上の扱い 調整弁になる 固定費
止められることが、広告費の強み

資金が厳しくなったとき、広告費は翌月から止められます。既存顧客からの売上は続くため、止めた瞬間から現金は改善します。在庫や設備にはこの性質がありません。

逆に言えば、「広告を止めれば現金が回る」という選択肢があるうちは、資金繰りは致命的ではありません。この余地を残しておくことが、事業を続ける条件になります。

この章の要点

広告費は止められる。この余地を残しておいてください。

先行投資と、ただの垂れ流しの違い

項目 先行投資 垂れ流し
回収期間 計算されている 不明
LTV÷CAC 3倍以上など基準がある 測っていない
チャネル別の数字 分けて見ている 合計しか見ていない
止める基準 決まっている ない
解約率 把握している —
コホート分析 やっている —
「止める基準」があるかどうか

先行投資とは、回収の見込みを計算した上で、意図して現金を沈めることです。基準がないまま出し続けているなら、それは投資ではありません。

最低限、チャネルごとにCACと回収期間を分けて測ってください。合計では成立していても、一部のチャネルが赤字を垂れ流していることがあります。

この章の要点

違いは止める基準があるか。なければ投資ではありません。

単発売り切りの場合

サブスクリプションではなく、1回売り切りの商材では計算が変わります。

項目 サブスク 単発売り切り
回収 何か月もかけて その場で完了
判断基準 LTV÷CAC・回収期間 粗利>CACか
資金の谷 深い 浅い
リピートがある場合 — 実質サブスクに近づく
在庫 ない 広告費+在庫の両方が沈む
物販では、広告費と在庫が二重に沈む

単発の物販は回収が速い一方で、広告費だけでなく在庫の資金も同時に必要です。広告を増やせば在庫も増やすことになり、両方が同時に現金を食います。

在庫側の計算は 在庫回転日数が1日延びると、現金はいくら減るか の記事で扱っています。広告費と在庫は、必ず合わせて見てください。

この章の要点

物販は広告費と在庫が二重に沈みます。合わせて見てください。

エクイティで賄うという判断

条件 エクイティで賄う妥当性
ユニットエコノミクスが成立している 高い
回収期間が長い(12か月以上) 高い
市場を取る速度が競争力になる 高い
LTV÷CACが3倍を割っている 低い(先に改善)
解約率が高い 低い(先に改善)
チャネル別の数字を測っていない 低い
成立していない構造に資金を入れても、燃やすだけ

LTVがCACを十分に上回っていない状態で調達しても、資金が尽きるまでの時間が延びるだけです。まず単位あたりの構造を成立させてください。

資金の使途として広告費を説明する場合、投資家が見るのは「この資金でCACいくらの顧客を何件取り、いつ回収するか」です。コホートのデータで示してください。

エクイティの考え方は 出資を受けずに伸ばす選択肢を検討する の記事で扱っています。

この章の要点

構造が成立してから調達する。順序を逆にしないでください。

CACに何を入れるか

回収期間の計算は、CACの取り方で変わります。広告の出稿額だけをCACとすると、実態より短く出ます。

項目 CACに入れるか
広告の出稿額 入れる
代理店・制作の費用 入れる
マーケ担当の人件費 入れる(按分)
インサイドセールス・商談の人件費 入れる(按分)
初回導入の支援コスト 粗利側で引くか、CACに入れる
ツール・計測の費用 入れる
既存顧客向けの施策 入れない(獲得ではない)
人が介在するほど、CACは広告費より大きくなる

商談が必要なサービスでは、広告費と同じかそれ以上の人件費がかかっていることがあります。広告費だけを見て「CACは3万円」と考えていると、実際は6万円だった——ということが起きます。

ただし、資金繰りの計算では「実際に現金が出る時期」で見てください。人件費は毎月平らに出ますが、広告費は出稿した月に出ます。CACの総額と、現金が出るタイミングは別の話です。

この章の要点

CACには人件費も按分して入れてください。

コホートで見ないと、平均に騙される

全体の平均値だけを見ていると、直近の悪化に気づけません。

見方 分かること 問題
全体の平均CAC おおまかな水準 直近の悪化が埋もれる
獲得月ごとのコホート いつ獲得した顧客が、どう推移したか —
チャネル別 どの経路が効率的か —
チャネル×獲得月 悪化しているチャネルの特定 データ量が要る
CACは、出稿を増やすほど悪化するのが普通

最初に取れる層は安く取れ、出稿を増やすほど1件あたりの単価は上がっていきます。過去の平均CACで計画を立てると、実際の資金の谷は計算より深くなります。

だから、獲得数を2倍にする計画では、CACも上がる前提で谷を計算してください。「CACは変わらない」という前提の計画は、ほぼ外れます。

この章の要点

CACは出稿を増やすほど上がります。その前提で谷を計算してください。

いくらまで現金で持つかの決め方

順 やること
1 CACと月間粗利から、回収期間を出す
2 実データの解約率を使ってLTVを出す
3 LTV÷CACが基準を満たすか確認する
4 目標の獲得数で、月次の累積収支を並べる
5 累積の谷の深さを出す
6 その金額を用意できるか確認する
7 用意できる金額から逆算して、獲得数を決める
7番が、実務の結論

「いくら広告に使うか」ではなく、「いくら沈められるかから、獲得数を逆算する」のが正しい順序です。谷の深さが用意できる資金を超えないところで止めてください。

この章の要点

沈められる金額から、獲得数を逆算してください。

チェックリスト

広告費の先行投資を決めるとき

  • CACを、広告費だけでなく関連費用を含めて計算した
  • 顧客1人あたりの月間粗利を(売上でなく)出した
  • 回収期間を計算した
  • 実データの解約率を確認した
  • LTVを計算し、CACとの比を出した
  • チャネルごとにCACと回収期間を分けて測った
  • 目標の獲得数で月次の累積収支を並べた
  • 累積の谷の深さを出した
  • 解約率を入れた場合の谷も計算した
  • その金額を用意できるか資金繰り表で確認した
  • 媒体への支払条件(カードか月次請求か)を確認した
  • カード枠が広告費の上限になっていないか確認した
  • 年払い・初期費用で回収を早められないか検討した
  • 年払い割引の率を年率に換算して検証した
  • 物販の場合、在庫の資金も同時に計算した
  • 広告を止める基準を決めた
この章の要点

8番と16番。この2つがあるかで、投資か垂れ流しかが分かれます。

よくある質問

Q. 広告費は費用なのに、なぜ資金繰りの問題になるのですか
先に現金が出て、あとから回収される構造が在庫と同じだからです。CAC3万円・月間粗利4,000円なら回収に7.5か月かかり、その間の現金を自社が立て替えています。
Q. 回収期間はどう計算しますか
CACを、顧客1人あたりの月間粗利で割ります。月額5,000円でも粗利率80%なら粗利は4,000円なので、3万円÷4,000円で7.5か月です。売上で割ると短く見積もってしまいます。
Q. 用意すべき資金はいくらですか
月々の広告費ではなく、累積の谷の深さです。月100件を獲得し続ける例では、毎月の広告費は300万円ですが、累積が最も深くなるのは7か月目の▲980万円です。
Q. 解約率はどれくらい影響しますか
月5%の解約を入れると、谷は▲980万円から▲1,120万円に深くなり、累積がゼロに戻るのが14か月目から19か月目に延びます。広告を増やす前に解約率を下げるほうが効きます。
Q. LTVとCACの比率は、どれくらい必要ですか
一般には3倍以上が目安とされます。例では解約率3%でLTV13.3万円・4.4倍、解約率10%ではLTV4万円・1.3倍で、後者は固定費を賄う余地がありません。自社の固定費構造で基準を決めてください。
Q. 成長を速めれば早く回収できますか
逆です。獲得数を3倍にすれば谷も3倍になります。月300件なら谷は▲2,940万円です。成長の速度は、用意できる資金が決めています。
Q. 融資で広告費を賄えますか
簡単ではありません。在庫や設備と違い残るものがなく、金融機関から見れば返済原資が見えにくい使途です。ただし過去のコホートで「獲得から◯か月で回収できている」と示せれば、説明になります。
Q. 回収を早める方法はありますか
年払いの用意がもっとも効果的です。月額5,000円を年払いにできれば、獲得の時点でCACを上回る現金が入ります。ただし割引の率を年率に換算して、資金調達として割に合うか検証してください。
Q. 媒体への支払条件で気をつけることは
カード払いの場合、カード枠が広告費の上限になります。月300万円使うなら枠がそれを超えている必要があります。実績に応じて月次請求(後払い)に切り替えられる媒体もあるので、交渉してください。
Q. 資金が厳しくなったらどうしますか
広告費は翌月から止められます。既存顧客からの売上は続くため、止めた瞬間から現金は改善します。この選択肢があるうちは致命的ではありません。止める基準を先に決めておいてください。
Q. 物販の場合は何が違いますか
回収はその場で完了するため谷は浅くなりますが、広告費に加えて在庫の資金も必要です。広告を増やせば在庫も増やすことになり、両方が同時に現金を食います。合わせて計算してください。
Q. 広告費はエクイティで賄うべきですか
ユニットエコノミクスが成立していて、回収が長く、速度が競争力になるなら妥当です。ただしLTV÷CACが低い状態で調達しても、資金が尽きるまでの時間が延びるだけです。順序を逆にしないでください。
Q. CACには何を入れるべきですか
広告の出稿額だけでなく、代理店・制作の費用、マーケ担当やインサイドセールスの人件費(按分)、計測ツールの費用も入れてください。人が介在するサービスでは、広告費と同等以上の人件費がかかっていることがあります。
Q. 獲得数を増やしてもCACは変わりませんか
通常は悪化します。最初に取れる層は安く取れ、出稿を増やすほど1件あたりの単価は上がります。過去の平均CACで計画すると、実際の資金の谷は計算より深くなります。

外注費の月ごとの振れ幅を小さくする方法は 外注費の支払いを平準化する の記事で扱っています。

出典

  • 景品表示法(広告表示)— 消費者庁
  • 法人税法(広告宣伝費・繰延資産の取扱い)— 国税庁
  • 中小企業の資金繰り・経営指標に関する資料 — 中小企業庁