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Loan

融資による調達

金融機関から資金を借り入れる方法です。返済と利息の負担はありますが、株式を渡さないため持分は守れます。5つの手段のなかで、資金コストは最も低い水準です。

調達まで
2週間〜2か月
調達規模
数百万〜数億円
持分の希薄化
なし
01Loan types

公的融資か、民間金融機関か

創業期は公的融資、事業が回り始めたら民間、という順で選択肢が広がっていきます。

日本政策金融公庫 創業期でも借りやすい 政府系の金融機関。創業融資の制度があり、実績が乏しい段階でも事業計画で判断してもらえます。
金利の目安
1〜3%
実行までの目安
3週間〜1か月半
担保・保証人
不要の制度あり
創業直後
対応しやすい

創業期の最初の一手として現実的。金額の上限は民間より低めです。

民間金融機関 事業実績があれば大きく 銀行・信用金庫からの借入。信用保証協会の保証を付ける形と、保証を付けないプロパー融資があります。
金利の目安
1〜3%
実行までの目安
1〜2か月
担保・保証人
求められることが多い
創業直後
難しいことが多い

決算を重ねるほど条件は良くなります。保証協会付きは別途保証料がかかります。

02Cost

金利と実行までの期間

調達コストは5手段で最も低い一方、手元に届くまでの時間はかかります。

金利の目安(年率)

日本政策金融公庫1〜3%
保証協会付き融資1〜3%+保証料
プロパー融資1〜3%
ビジネスローン5〜15%

ノンバンクのビジネスローンは速い代わりに金利が上がります。急ぐだけならファクタリングとも比較してください。

実行までの期間の目安

ビジネスローン最短数日
日本政策金融公庫3週間〜1か月半
保証協会付き融資1〜2か月
プロパー融資1か月〜
申込前にそろえる書類
  • 直近2〜3期の決算書(創業時は事業計画書)
  • 資金使途と返済計画が分かる資料
  • 試算表・資金繰り表
書類の精度がそのまま審査期間に響きます。数字の根拠を説明できる状態にしてから申し込んでください。
03Criteria

編集部が見ている4つの基準

スタートアップ・成長企業が使う場面を前提とした基準です。

1金利だけで判断しない

保証料・手数料・団体信用保険まで含めた総額で比べてください。表面金利が低くても、付帯費用で逆転することがあります。

2据置期間があるか

元本の返済を一定期間待ってもらえる据置は、創業期の資金繰りに大きく効きます。期間と条件を確認してください。

3担保と個人保証の有無

経営者保証をどこまで求められるか。近年はガイドラインに沿って保証を外す動きもあり、交渉の余地があります。

4次の借入余地を残すか

1行から限度いっぱいに借りると、次の資金需要で動けなくなります。取引金融機関を複数持つ設計が有効です。

04Articles

融資を深く知る

テーマごとに、仕組みから実務まで解説していきます。順次公開予定です。

C1

創業融資

公庫の制度と申込の実務

準備中
C2

信用保証協会

保証付き融資の仕組み

準備中
C3

事業計画書

審査で見られる数字

準備中
C4

金利と返済

総返済額の考え方

準備中
C5

ベンチャーデット

成長企業向けの借入

準備中
C6

審査対策

落ちる理由と改善

準備中
05Articles

融資による調達の記事

25本を公開しています(新しい順に9本を表示)。

役員借入金は、融資審査でどう見られるか 役員借入金は資本に近いものとみなされ、貸付金は資産から控除されます。債務超過が消える構造、契約書に書くこと、相続で現金が入らないまま課税される問題を整理します。 創業融資の自己資金要件をどう満たすか 要件は見直されましたが審査では見られます。同じ300万円でも貯め方で評価が変わる理由、認められるもの・認められにくいもの、見せ金が分かる仕組みを整理します。 認定経営革新等支援機関を通すと何が変わるか 通せば融資が通る、ということはありません。効くのは補助金の要件・税制の特例・公庫の制度・計画策定費用の補助の4つ。選び方と、変わらないことも整理します。 融資とエクイティの比率をどう決めるか どちらかを選ぶのではなく配分の問題です。デットの上限は計算でき、1億円をデットにすると創業者比率が4ポイント違います。費用を同じ単位で比べる方法も示します。 既存借入の条件変更を申し出るタイミング 同じ内容でも申し出る時期で扱いが変わります。借換で済む段階と条件変更になる段階の境目、要管理先という線、計画次第で該当しない余地、全行同時の原則を整理します。 増額を断られた理由を、銀行はどこまで教えてくれるか 断られる理由は5つに収まります。銀行が言える範囲、言い方からの読み取り方、「なぜ」でなく「どういう条件なら」と聞く方法、自分で上限を診断する計算を整理します。 銀行面談で聞かれることと、答え方の準備 面談は審査ではなく、担当者が稟議書に書く材料を集める場です。必ず聞かれる10の質問、数字・理由・対策で答える型、言ってはいけないこと、こちらから聞くべきことを整理します。 返済予定表テンプレート|返済が始まると資金繰りはどう変わるか 条件を入れると元利均等と元金均等の予定表、手元資金がもつ月数まで出るExcelを配布します。3,000万円で伸びるのは10か月ではなく約7.5か月、という構造を数字で示します。 融資実行までの日数を逆算して動く 失敗の多くは断られることではなく、間に合わないことです。手段別の日数、準備の有無で17日変わる逆算、分けて申し込む効果、間に合わないと分かったときの手を整理します。

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05FAQ

よくある質問

日本政策金融公庫には創業者向けの融資制度があり、決算実績がなくても事業計画で判断されます。自己資金の割合と計画の具体性が重要になります。

難しくなりますが、一律に否決されるわけではありません。赤字の理由が先行投資であり、返済原資の見通しを説明できれば可能性はあります。

経営者保証に関するガイドラインに沿って、財務の透明性や法人と個人の資産分離ができていれば、保証を求めない対応も広がっています。金融機関に確認してください。

問題ありません。むしろ取引先を分散させると、資金需要が生じたときに動きやすくなります。ただし総借入が返済能力を超えないことが前提です。

時間に余裕があるなら融資です。コストが大きく違います。数日以内に現金が必要な場合や、審査を通す時間がない場合にファクタリングを検討してください。

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必要な金額、必要になる時期、返済や持分への考え方。条件を伺ったうえで、5つの調達手段から検討すべきものをお伝えします。無理な勧誘はいたしません。

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