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債権による調達

売掛債権や手形を担保にして借りる、あるいは割り引いて換金する方法です。ファクタリングが債権を売却するのに対し、こちらは債権を手元に残したまま資金化するのが違いです。継続的に使うならコストは低く抑えられます。

調達まで
1週間〜1か月
調達規模
数百万〜数億
返済義務
あり
01Two approaches

担保にするか、割り引くか

同じ債権を使っても、借りるのか換金するのかで手続きもコストも変わります。

ABL 債権を担保に借りる 売掛債権や在庫を担保に入れて融資を受ける方法。債権は自社に残り、回収も自社が行います。
コストの目安
2〜8%
実行までの目安
2週間〜1か月
債権の所有
自社のまま
継続利用
枠を設定できる

一度枠を作れば繰り返し使えます。導入までの手続きは重めです。

手形・でんさい割引 期日前に換金する 受け取った手形や電子記録債権を、金融機関に持ち込んで期日前に現金化する方法。
コストの目安
1〜5%
実行までの目安
数日〜1週間
債権の所有
金融機関へ移る
継続利用
都度の持ち込み

手続きは簡単ですが、支払人が不渡りを出した場合は自社が買い戻す責任を負います。

02Cost

コストの目安

ファクタリングより低く、融資に近い水準です。

手段別のコスト(年率換算の目安)

でんさい割引1〜5%
手形割引2〜6%
ABL2〜8%
参考:ファクタリング8〜18%

継続的に運転資金が必要なら、ファクタリングを繰り返すよりこちらのほうが総コストは下がります。

向き・不向き

継続的な運転資金向く
急ぎの資金需要やや不向き
債権の規模が大きい向く
注意しておく点
  • 支払人が不渡りを出すと、自社が買い戻す責任を負う(償還請求権あり)
  • 担保設定には登記が必要になる場合がある
  • 審査では自社の財務内容も見られる
ファクタリングと違い、回収不能のリスクは自社に残ります。ここが最大の相違点です。
03Criteria

編集部が見ている4つの基準

スタートアップ・成長企業が使う場面を前提とした基準です。

1回収不能リスクを誰が負うか

この手段では原則として自社が負います。売掛先が支払えなければ、自社が返済することになります。ファクタリングとの決定的な違いです。

2担保の設定範囲

どの債権まで担保に入るのか。将来発生する債権まで含む契約だと、他の資金調達の余地が狭まります。

3枠を作るまでの時間

初回は審査と登記で時間がかかりますが、一度枠ができれば以後は速く使えます。継続利用が前提なら初期の手間は回収できます。

4総コストで比較する

単発ならファクタリングのほうが速く、継続ならこちらが安くなります。年間で何回使うかを想定して比べてください。

04Articles

債権を深く知る

テーマごとに、仕組みから実務まで解説していきます。順次公開予定です。

C1

ABLの仕組み

売掛債権担保融資の基本

準備中
C2

でんさい

電子記録債権の実務

準備中
C3

手形割引

割引料と不渡りリスク

準備中
C4

債権譲渡登記

必要な場合と留保

準備中
C5

ファクタリングとの違い

売るか、担保にするか

準備中
C6

審査と書類

求められる資料

準備中
05FAQ

よくある質問

債権を売るか、担保にして借りるかの違いです。ファクタリングは売却なので返済義務がなく、回収不能のリスクも事業者に移ります。こちらは借入なので返済義務があり、リスクは自社に残ります。

一般にこちらのほうが低コストです。ただし審査と手続きに時間がかかるため、急ぎの場合は使えません。

自社が返済する責任を負います。この点はファクタリングと正反対なので、契約前に必ず確認してください。

ABLでは在庫や機械設備を担保にできる場合があります。評価と管理の方法を金融機関と取り決める必要があります。

融資の一種なので自社の財務内容も見られます。ただし担保があるぶん、無担保融資よりは通りやすい傾向があります。

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