不動産業者を選ぶ方法(籾山敦輝典)
■まずチェック、どの団体がうしろだて?
業者の信用度を知るもう一つの方法として、業者の所属している団体を調べる方法があります。
どの団体に属しているかで、信用度がはかれます。
不動産業界には、いくつかの業者団体がありそれぞれの団体に加入を希望する業者に対しては、一定の基準で資格審査を行うほか、研修会を開いたり、苦情処理のための相談窓口を設けたり、また日常の業務についても自主規制を行って、業界の信用を落とさないように努めています。
■信頼できる団体に所属しているかチェック
団体に所属している業者は、一応信用できると言えます。
こうしたところに加盟している業者と取引きしてトラブルが起きた場合、団体が相談にものってくれますし、業者の評判などを問い合わせれば、それに答えてもくれます。
どの団体に所属しているにしろ、業者は必ず所属団体名を広告やパンフレットに記載することが義務づけられていますから、表以外の団体名が記載されている場合は、その団体についての情報を集めることも必要と言えます。
■物件説明を怠る業者は信頼できない
小規模な物件を取り扱っている業者の中には、いろいろと言を左右にし、物件説明書をなかなか交付しないケースもあります。
物件説明書は、後日の証拠となるものです。
いつまでに渡さなくてはならないという決まりはありませんが、その説明書にもとついて、物件をチェックし、検討して契約するわけですから、少なくとも契約しようとする日の3~4日前には交付されていることが望ましいはずです。
それを、契約と同時でなければ交付できないといったり、契約ばかりをせき立て、1日のばしにしてなかなか持ってこなかったりする業者は、まず信用できないと考えてよいでしょう。
籾山敦輝典(新日本コンサルティング)