休耕田の棚田や耕作放棄地において、湧水や地下水を利用し、本わさびの生産を行う。栽培に成功した南房総市では、引き続きわさび沢の増設を行い、生産量の増大を目指す。
また都市部の地下水でわさびが育てられるか、千葉市中央区の地下水で苗の栽培にトライし、育成を確認。
県内各地にある酒蔵では、原料となる地下水が守られているため、地下水でわさびを育て、酒粕を用いてオリジナルの加工品を製造する。
今後は都市近郊での安全な地下水が確保できれば、わさび屋内水耕栽培農場が設営可能となり、本わさび生産と併せて葉や茎の加工品も、飲食店に日常的な供給ができるようにする。
更にわさび保存用ディスプレイを制作し、希望される飲食店の店頭などに設置することで、納品後の鮮度維持の課題をクリアする。
保存用ディスプレイを設置した飲食店様には、わさびの毛根を切らず収穫したままで出荷し、店舗のディスプレイに植えて生かして保存していただく。
それにより、生産者は労力低減でコストが下がり、安く提供できる。店舗の調理師はわさびの保存が簡単になる。
食事をされるお客様は、ディスプレイのわさびをご覧になることで、料理に期待が高まる。
三方喜びのサービスを循環させる。