代表の関は2011年3月の東日本大震災以降、日本を「食」から盛り上げるため、一般社団法人おにぎり協会等の活動を通じ、コメ食文化の普及啓蒙活動や、国内でコメ関連事業を展開してきた。その中での気付きとして、日本米を世界に広げるためには大きな壁が3つ(炊飯・物流・保管)あることを発見。ライフラインを必要としない常温保管・常温流通・長期保管可能なコメ加工品(おにぎり缶詰)こそ、日本米を世界に広げ、災害等の非常時に世界を救うものになると考えている。
「おにぎり缶詰」は地域活性、食品ロス対策、災害対応の役割を担うエコシステムである。
①使用するコメ、具材を地元のものでつくるだけで「ご当地おにぎり」完成。食材仕入の段階で地元にお金が落ちる。
②地元の店で販売すれば、地元にお金が落ちる。地元のPRやふるさと納税返礼品等のにも使える。
③備蓄食として活用でき、万が一の災害時には地元の味だったらホッとする。ローリングストックとしても活用しやすい。
また、常温保管、常温流通のおにぎりは、以下の可能性を秘める。
①全世界70億人が見込客となる。
②調理いらずなので、どこでも誰でもおにぎり屋ができる。自動販売機でも販売可。家庭の食卓にも普及可能。
③国内と同様、世界で万が一があった際、人道支援に活用できる。
日本人にとっては盲点だが、ジブリ作品をはじめ、日本のアニメーションには「おにぎり」がそこかしこに登場する。そして登場人物が食べると必ず元気になるという「ポジティブなトライアングル」として認知されている。ゆえに「三角のおにぎり缶詰」が最終形と考えている。