私がこのプラットフォームを始めた原点は、スキー日本代表やダンス指導の現場で直面した「空間を言葉で伝える限界」にあります。
「あと10cm右」「体軸をまっすぐに」といった三次元の感覚は、言葉や指差しだけではどうしてもズレが生じます。この課題を解決するため、最初に開発したのがレーザーで基準線を可視化し、触れた瞬間に音や光で知らせる「運動用ライン補助システム(PhysicalLine)」でした。
指導のための「空間の可視化」は、やがて「空間そのもののデジタル化」へと進化しました。さらに研究を進める中で、現実の空間すべてに意味を与える「空間OS」や、人間の視線を極限まで精密に捉える「高精度視線追跡技術」が誕生したのです。
「計測する」だけの時代から、「人とAIが空間を共通理解する」未来へ。私たちの挑戦の軌跡と未来のビジョンを、ぜひサイトの映像から体感してください。
弊社が「PhysicalLine」を成長させる上で貫いているのは、「知財(IP)をオープンにし、あらゆる産業の進化を加速させる触媒になる」という信念です。
画期的な技術であっても、一企業が囲い込んでしまっては世界は変わりません。私たちは自社で莫大な製造リスクを背負うのではなく、強力で堅牢な「特許ポートフォリオ(知財ファミリー)」を構築し、それを世界中のパートナーへライセンス提供する「知財主導型」のアプローチをとっています。
そしてもう一つのこだわりが、「人間の身体メカニズムの徹底的な解明」です。私たちの技術は、机上の理論だけでなく、トップアスリートの空間認識やダンサーの美しい体幹の動きなど、生身の人間が持つリアルな挙動の分析から生まれています。
「空間OS」は、自社で重い点群データを抱えず、最軽量の「空間ID」のみを管理する分散型アーキテクチャを採用しているため、企業の既存システムやクラウドと安全に共存できます。
利権で独占するのではなく、すべてのモビリティ、AI、ロボティクス、XRの基盤として「誰もが組み込める未来のインフラ」へ。このオープンな思想で、地球規模のスケールを目指します。