高性能ワイヤーセンサーを用いた触覚センシング
世界最高性能の極細ワイヤーセンサーを開発。超広帯域で高精度な振動センサーとして産業機器やロボット等の故障検知や予防保全に利用されている。更に作業モニター用途等の触感センサーとしての活用も増加している。
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サービス紹介文

高感度な極細ワイヤーセンサー”ロボセンサー”を開発し様々な振動を計測するセンシングデバイスとして提供しています。広帯域でノイズレス、クリアな信号データが得られ、また取り付け先を選ばないため、IOTやAIの可能性を広げるセンサーとして、ロボットや産業機械、ベルトコンベアやインフラ設備に及ぶ幅広い分野にて利用されています。
 更に、指先に応用すれば触覚センサーとなり、“モノに触れた、モノが動いた”を計測することが可能で、人の指先のような触覚の実現が可能となりました。極細のセンサーですので人の指や肌に直接触れて、触感センシングが可能です。またロボットハンドなどへの応用開発も進めています。
 バイタル計測への応用でも、広帯域センサーのため脈拍や呼吸のゆっくりした振動から、声の振動、さらには超音波帯域までもセンシングが可能です。このため、様々な人体の動きや振動(体動)を計測する人体センサーとしても注目されているセンサーです。

なぜやっているのか

人の手のように高感度で微細な動作が可能なロボットハンドを実現するため、超高性能な触感センサーの研究開発を進めてきました。
 2018年に独自構造を持ち、極細(直径0.5mm)で柔軟、高感度な線状センサー【 ロボセンサ―🄬 】を開発した。わずか10cm程度でも、高感度(≦1mN)、広帯域(0.1Hz~3MHz)と超高性能でセンサーノイズが非常に小さく、無電源動作が可能など数々の特徴を有しています。
これまでにない超高性能な極細センサーであり、これを触感センサーに応用することで革新的な性能の触感センサーを得ることが可能となりました。
従来考えていたマテハン用ロボットハンド用途だけでなく、ワーカーの手に付けてその作業をモニターしたり、ドクターの指先から手術用ドリルの振動変化を読み取ったり、スポーツ用モニターとしても活用が可能となります。本センサーの応用市場は更に広がってきています。

どうやっているのか

B2B市場にて、高性能センサー「ロボセンサー」の量産化&低価格化の確立と、これを活用した産業機器の振動計測や設備・機器の予防保全の事業を進めています。ここでセンサー事業の安定化を図りつつ、会社の基礎を固めている。またBtoBでの量産化によりセンサーそのものの低価格化を図ると同時に、信頼性の高さ計測再現性の高さに対すする実証を積み上げており、事業は急成長をしています。
次の事業領域として、触感センサーへの応用製品の開発を行なっています。用途開発としては、ロボットハンド用途、特にマテリアルハンドリングへの活用や、製造業ではラインワーカーの指先センシングによる作業の監視といった応用でPoCが進んでいます。更に、コロナ下で人の移動が出来ない環境下では、リモートセンシングでの活用例も増えており、手指の触れた感覚のセンシングとそのフィードバックへの期待が高まっています。
 将来的には、医療・介護の向けの触覚センサーの開発に進めるというマイルストーンを持っており、遠隔地医療での触診、更には骨や歯の削除用ドリルの振動センシング用途としても、当社センサーへ熱い期待が寄せられています。

今やっていること

手首の動脈で、脈拍を計測

HBIや医療用途として、高感度ワイヤーセンサーの開発も継続中です。
写真の様に、手首の動脈1本から脈拍を計測することも可能です。
当社せんさーにとっては簡単な計測ですが、難しいのは体の筋肉の動きの方が大きく激しいので、これらの動きが体お中を伝搬し、脈箔計測の際のノイズとなることです。このノイズの除去が一番難しい開発課題となっています。

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