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2016.11.01
PRESS

MAMORIO、テレビ朝日と共同で 世界最小級のIoTデバイスを活用した 放送機材管理の実証実験に成功

https://www.atpress.ne.jp/news/112499

MAMORIO株式会社(以下、MAMORIO社)は、株式会社テレビ朝日(以下、テレビ朝日)と共同で2016年8月8日~11日にかけて「MAMORIO」及び「MAMORIO SDK」を活用した放送機材管理の実証実験を実施し、成功したことをご報告いたします。
MAMORIO社は当実験の結果を元に、「MAMORIO」の物品管理システムへの応用に向けて研究開発及びアライアンスの強化を行います。

スマートフォンを利用したスキャンの様子
スマートフォンを利用したスキャンの様子
【背景】
MAMORIO社はKDDI株式会社主催のスタートアップアクセラレートプログラム「KDDI∞LABO」の第10期採択チームであり、2016年4月~9月にテレビ朝日を含むサポート企業の支援を受けています。
テレビ朝日は、本プログラムにおけるMAMORIO社への支援の一貫として、世界最小の紛失防止IoTタグ「MAMORIO」の応用について実験協力を行いました。
テレビ朝日では、各地へのロケ時に放送機材の積み残しと個数確認にかかる工数の多さが課題となっており、現場の負担を最小限にしながら本課題を解決する方法を探していました。

【技術的課題】
「MAMORIO」が採用しているBluetooth Low Energy(以下、BLE)は、従来、電波特性及び受信端末(スマートフォン)の受信に関する挙動の観点から不安定であり、物流業界等で多くの利用実績を持つRFID等と比較して物品管理等には不向きであると言われていました。
今回は、市場で落し物防止IoTタグとして実績のある電子タグ「MAMORIO」と高精度のBLE検知能力を持つ「MAMORIOアプリ」のエンジンを応用した専用アプリを、新開発の開発者向けキットである「MAMORIO SDK」を使って構築しました。
商用ベースで稼働中のエンジンを利用することで、開発コストの大幅削減と、従来のBLEでは難しかった高精度の検知と「MAMORIO」の位置情報の取得を両立させること成功しました。
物品管理にBluetoothを用いた技術を活用することにより、従来のRFIDを活用した方式と比較した場合、受信用端末として一般的なスマートフォン等が利用可能となることで、柔軟性の高いシステム構築が低コストで実現可能となります。

【実証実験概要】
実験日時:2016年8月8日~11日
実験場所:株式会社テレビ朝日 本社、各ロケ現場
実験内容:放送機材用のジュラルミンケース内に「MAMORIO」を同梱し、スマートフォンアプリ上で、カゴ台車内に必要な放送機材が積まれているかを確認するテストを行いました。また、「MAMORIO」のネットワークを利用して各放送機材の位置を追跡しました。
当実験ではジュラルミンケース30個に対して「MAMORIO」を同梱しました。現場ではテレビ朝日社員が実際に運用試験を担当しました。

【結果】
全ての実験場所において、全ての「MAMORIO」を検知することに成功し、100%の精度で放送機材の積み込み確認を簡便に行うことが出来ました。
また、「MAMORIO」プラットフォームを利用して位置情報を確認することも出来たことで、万が一の積み忘れ時には、積み忘れをした場所を瞬時に把握することが可能であると確認しました。
本結果を踏まえ、現場で実験を担当したテレビ朝日社員より、対象となった放送機材が全部積まれていることがすぐにわかることで、便利かつ安心感を持って業務に取り組む事ができた、との感想が報告されました。