種の起源は海水からといわれています。例えば海水のミネラル濃度分布はヒトの体液中のミネラルバランスと近似していることからも窺えます。生命の母たる海は、地球上の生命にとって重要な意味をもっているに違いない。私たちが「海藻」に着眼した瞬間です。母なる海が用意していた作物「海藻」は、世界的にはほぼ未利用で、資源として今日まで残されていました。この貴重な資源を、栄養やエネルギーとして活かすには「発酵」させるしかない。調べたところ、「海藻」は発酵困難とされていました。細胞壁が強固で、糖などの菌の栄養源が乏しい故に、菌の力だけでは発酵できなかったのです。「できない、ならやろう!」 次なるステップに歩みを進めた私たちの合言葉です。
海藻成分がヒトの健康や美容に貢献することは広く知られています。また、飼料や肥料に混ぜて好結果が出ることも実証されています。同時に、発酵体がヒトや動植物に有益であることも事実です。この二つを組み合わせれば当然に好ましい結果となるはず。
しかも、動植物にとって善玉菌として働く乳酸菌で海藻を発酵できれば、トリプルでの相乗効果が期待できるものと確信して始めました。
自然の力「海藻・乳酸菌・発酵」で人を守り、 人の力「エシカルな選択」で自然を守ることを実現したいと願っております。
人と自然がたがいに守りあう世界に向けて、海藻乳酸菌発酵技術を成長させていきたいと考えております。