ご家族が一緒に介護を考える場作りのミニセミナー
先日、ご家族が一緒に介護していくキッカケ作りとして
「認知症の家族と笑顔で付き合うために」というセミナーを行いました。
このセミナーの目的は、参加されたご家族が「1人に任せず、みんなで一緒に介護していこう!」と協力関係となることにあります。
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今回は、高齢の奥様を介護している旦那さんとお子さんたちご夫婦が参加してくださいました。
また、お子さんのご友人も数名参加してくださって、総勢10名の方が参加されました。
今回のセミナーでは、
・認知症という病気について、
・そのケアの方法について、
・ご家族がだけで認知の介護にあたる難しさ
・認知症介護に対応してくれるサービスの紹介
などを主な内容としてお話しさせていただきました。
参加されたみなさんにお伝えしたメッセージとしては、
認知症の方のケアはご家族だけで行うことは本当に難しいので、
できる限りいろいろな方の手を借りながら無理なく生活を続けることが大切!ということでした。
今回、場所を提供してくださったのは
マスコミでも何度も紹介されている「認知症カフェラミヨ」です。
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場のゆったりとした雰囲気のおかげで、和やかに会を行うことができました。
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そして、会の後にテーブルを囲んで感想をシェアし合いました。
主に介護を担っている旦那様が自分の赤裸々な気持ちを自分の言葉で語ってくださいました。
介護している方が日々の中で抱えている想いを共有することは、一緒に介護していく中で本当に大切なことです。
どうせわかってくれない、こんなことを悩んでいるのは自分のだけだ、と思って話さないでいるうちに、1人で介護を抱え込み、他のご家族が参加するスキマがなくなってしまいます。
それを受けて他のご家族もそれぞれの想いを出し合ってくださいました。
また、ご家族のホンネの語り合いに誘われるようにして、ご友人の方々も自分の介護に対する想いを語ってくださいました。
仕事もしていて自分の生活があるのに、兄弟は逃げてしまうし、親は頼ってくるばかりで自分の提案は聞いてくれないし、どうしたらいいか、、、
という想いを語っていただいたので「もうできない、と伝えることも大切ですよね」とお話しすると
涙ながらに「実は最近、もうできないと親に伝えたところだったんです、、、」と話してくださいました。
改めて、大切に思っている家族に対して「もうできない」と伝えることのつらさを感じました。
一方で良い介護を無理なく続けていくためには、自分では出来ない範囲を見定めて、サービスや関係者との調整役に徹することが必要だと思っています。
今回の会を通して、このことが参加された皆さんに伝わったのであれば何よりです。
今回のような、ご家族が一緒に介護について考える場作りができるセミナーを
また続けていきたいと思っておます。
ご興味のある方はinfo♯roshin-kaigo.com(♯を@に変えてください)までご連絡ください。
最後になりましたが、今回の開催にあたって、諸々調整いただいた西橋さん、会場を快く提供していただいた竹内さん、お忙しい中ご参加くださった皆さん、本当にありがとうございました!