“アジア最貧国”のイメージの強いバングラデシュは、2026年に国連定義の後発開発途上国(LDC)から外れ名実ともに中所得国になります。
10年超に亘る6-7%経済成長、1.7億人もの人口、5Gインターネット、インフラ開発などを経て、成長の勢いは更に増しています。
一方、グラミン銀行に代表されるように、マイクロファイナンス産業は会員数2,500万人、貸出金残高1.5兆円を擁し、世界最大規模の産業に成長しております。
先進国と遜色ないIT環境とマイクロファイナンス産業の草の根的巨大顧客基盤を組合せ、中低所得層、並びに彼らが従事する産業のデータエコシステム構築により、ビジネスを通じた更なる経済発展・生活の質向上への貢献をするため、同アプローチを始めました。
バングラデシュでは、既にマイクロファイナンス機関による全国規模・2,500万人の顧客基盤がありながら、ローン会員が従事する農業、水産業、工業などの情報がデータ化されておらず、実態や課題が定量化されていません。
そこで、ICTを活用し彼らが従事する産業の様々な観点からの情報をデータ化、分析することで、定量評価、EBM(証跡ベース経営)導入、更には収益機会創出が可能となります。
農水産業プロセスデータに基づくカーボンクレジット創出が一つのアプローチであり、また、ローン会員の産業・生活データから、信用リスク算定に基づくマイクロファイナンス、損害率算定によるマイクロ保険が可能となり、収益機会を拡大させます。
これらは、マイクロファイナンスを利用する中低所得において、事業の生産性・収益性、生活の質の向上につながり、SDGsたる貧困撲滅、金融包摂を実現することができます。