




多くの人にとって、バングラデシュは“アジア最貧国”のイメージが強いと思います。
ですが、その印象は80-90年代のものであり、10年超に亘る6-7%経済成長、5Gインターネット、農水産業への技術導入などを経て、現状の姿は大きく異なります。
有難くもこの紹介をご覧になった方には、同国に対する3-40年前の古いイメージをアップデートして欲しいと思います。
同国は、1.7億人の人口、太宗を占める若年層、絶対数では日本に優る富裕層、東インド会社時代から利用されてきた肥沃な土壌と年中温暖な気候があります。
そんな同国が今欲しいものは技術・知見です。その多くは、日本では既に普及しきって陳腐化した技術・知見です。こうした技術・知見は、現地に導入されれば真新しいものとして取り入れられ、低生産・低効率に悩む現地事業を発展させる力を発揮します。
それに加えて、インターネット、スマートフォン、SNSなどへのアクセスは日本と同等の水準に達しており、日本のようなレガシーもありません。
これらの現地ニーズ・事業環境を活かして、是非日本企業との協業で事業開発、市場開拓したいと思い、本事業を進めております。
バングラデシュは、政府系マイクロファイナンス機関のグラミン銀行が2006年ノーベル平和賞を受賞するなど、マイクロファイナンスが最も発達した国の一つです。「マイクロ」への我々の理解は、単に“少額”という意味だけではなく、“機微に亘り顧客を支援する”という意味を含みます。
すなわち、ファイナンスについては、単に低所得層向け少額融資だけでなく、彼らの事業を技術的・ノウハウ的に支援することで事業成功、発展まで伴走します。保険についても、少額保障だけでなく、生活再建、事業復興、子供の教育・医療介護など様々な支援まで提供することを主旨としています。
そのため、日本企業の技術・知見は、“必要”というだけでなく“シナジーを見出せる”と考えます。
弊社パートナーは、現地財閥とマイクロファイナンス機関であり、現地の中間層や富裕層に向けたダイナミックな事業展開に係る協業だけでなく、人口の多くを占める低所得層との連携を企図したボリューム・ゾーン事業に係る協業まで可能としています。
様々な現地リソースの活用可能性調査を経て、最短での協同事業化を果たしたいと考えております。