小規模分散型流域循環モデルの研究・実装を目指すスタートアップ【wise up】が進める、山里海の流域基礎情報集積の一環。
各流域の山林情報(地権者の年齢、営林状況、後継者の有無、現況調査、社会・文化的な事象におよぶ様々なデータ)をデータ基盤へ集積し、地理情報システム(GIS)上で重ね合わせることで、流域に分布する山林利用の変遷の将来像を予測し、林業経営計画に活用します。
それにより
1.)山離れと担い手のマッチングにより円滑な山林の利活用を促進、
2.)流域の山林の現況をリアルタイムで把握し、林業基盤最適化へ向けた有意義な指標として経営計画へ役立てる、
3.)下流域とのコラボレーションにより変化する国内外の消費者需要に応えることが可能な供給の仕組みを構築する。
という3つの利益を受益者に生み出すことを目的としています。
1.)山離れと担い手のマッチングにより円滑な山林の利活用を促進
各流域の中心的林業経営体の組織化・育成による営林規模拡大や、新規参入者の林地取得に活用することで円滑な山林の利活用を促進します。
2.)流域の山林の現況をリアルタイムで把握し、林業基盤最適化へ向けた有意義な指標として経営計画へ役立てる
国土調査のデータ等と連携し、流域の営林状況や産業規模の状況をリアルタイムに集積し、林業経営計画に活用します。
3.)下流域とのコラボレーションにより変化する国内外の消費者需要に応えることが可能な供給の仕組みを構築する。
業種を問わず流域の周辺産業と協力し、変化する国内外の消費者需要に応えることが可能な供給の仕組みを構築します。それら周辺産業と協力を深めることで、生産コストを抑制しながら需要の変化に応えることが可能となります。また、複数の受益者を持つことで、需要の変化に依存しない山づくりが可能となります。