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2015.07.01
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看護師のお仕事で技術や知識より大事なもの口コミ体験談

結婚し、引っ越したために今は休職中ですが、少し前まで集中治療室で仕事をしていました。そこは仕事を始めて2つ目の病院だったんですが、病院のホームページの求人情報を見て応募して就職しました。

インターネットのナース専門の求人サイトでもたくさんの情報が見れますが、もし自分の勉強したい科が決まっているとか、住みたい場所が決まっているのなら、直接病院のホームページで探してみるのもいいと思いますよ。

私は集中治療室勤務希望ではなかったんですが、循環器を勉強したくて、循環器の強い病院に転職しました。そして循環器であればどこの病棟でも構わないという旨を面接で伝えたところ、集中治療室勤務になりました。

循環器を勉強したいとは言ったものの、ほとんど無知に近かったので最初は恐れ多かったです。

でも、同じような新人が多かったので、励ましあいなから頑張りました。

経験者にもプリセプターは付いてくれるのがありがたかったです。

新人同様の扱いをされるのは経験者にとって嫌なことかもしれませんが、自分には全く知識がないとわかっていたので、むしろありがたかったんです。

初めは仕事に慣れるのが精一杯で、患者さんとの会話を楽しむ余裕もなかったんですが、少し慣れてくると患者さんや家族と会話できるようになり、感謝の言葉をもらったり、助言をすることも出てきて、ちゃんと仕事できているんだなぁと思えるようになりました。

集中治療室といえど、会話のできる患者さんはたくさんいました。そして、集中治療室という特殊な環境にいるからこその不安はたくさんありましたし、突然入院になった人も多く、病状を理解していない人は多かったです。

そういう人たちとしっかりコミュニケーションをとって、不安を解消していくことはとても大事なことだと感じました。

病気が治っても、病識がなければ同じことを繰り返しますし、病気自体の理解が深まれば、病気は怖いと思い、気をつけるようになる人も増えると感じたからです。

身体を治すお手伝いだけではなく、そのあとの生活を見越しての対応がとても大切でした。

与えられた仕事だけをしていると、ただの医者の指示取りナースになってしまいます。私は以前先輩看護師に、指示取りナースにだけはなってはいけないと言われました。

医者だって完璧じゃありませんから、間違うことはあります。

それを指摘するのも仕事です。

そして、医師の指示の意図を汲み取って、患者さんに説明することも仕事です。患者さんの不安を取り除ききれていない看護師はたくさんいます。表面的に仕事をしているだけでは、病気は無くならないのです。

集中治療室に勤務して、専門的なケアも学びましたが、何より精神的ケアを学びました。

これは予想していなかったのでとても意外でしたが、今の自分にとってすごくためになったと思っています。

集中的な体のケアが必要だからこそ、精神的なケアも必要なんです。

集中治療室で容態が落ち着いた患者さんは病棟にうつり、そこから退院していくんですが、しっかりしたコミュニケーションをとっていると、退院の時にわざわざ集中治療室に出向いて挨拶をしてくれる方がいます。

たまに、名指しで来てくれる方もいます。そういう時、忙しい時間を割いてでもコミュニケーションをとっていてよかったと思うのです。

看護は、常に勉強し続けなければいけませんし、これで完璧と思うことは絶対にないので、循環器に詳しくなった次はまた他の科で勉強してみたいと思うのですが、どこにいってもコミュニケーションだけは大事にしていきたいなと思っています。