平松 昭良

所属スタートアップ

製造業DXデザイン・パートナーシップ

ものづくりの現場からデジタル変革を牽引する存在

実績

私は「製造業DXプランナー」として、現場と経営の間をつなぐ仕事をしています。
工場というリアルな現場で10年以上、生産技術・工程改善・品質管理に携わり、
その後ITコンサル企業で製造業のDX推進支援に従事しました。
この二つの経験が、今の私の活動の土台になっています。

メーカー時代に感じたのは、「現場の改善は人の気づきから始まる」ということでした。
一人の作業者の提案や、管理者の判断が、工程全体を変えていく。
その力を最大化するために、デジタルは欠かせません。
しかし、ツールを導入しても文化が変わらなければ、結果は続かない。
DXは“導入”ではなく、“思考と行動の変革”だと私は考えています。

独立後は、中堅・中小製造業を中心に、
DX戦略設計、業務可視化、データ活用基盤構築、そして人材育成支援を行っています。
企業によって課題は異なりますが、共通しているのは「どこから始めたらいいかわからない」という悩み。
私はまず、現場に入り、社員の皆さんと一緒に課題を整理するところから始めます。
紙の帳票やExcelの山の中に、必ず改善のヒントがあります。

これまでの支援では、

IoTセンサーを用いた設備稼働の見える化

現場データを活用した生産性・品質分析

紙業務のデジタル化による情報共有改善

社内DX推進リーダー育成ワークショップ

BI/AIツールを活用した意思決定支援
といったプロジェクトを、経営と現場の双方と対話しながら進めてきました。

DXは、単なるシステム導入でも業務効率化でもなく、
「現場が自ら考え、動ける組織をどう育てるか」という問いへの挑戦だと思っています。
だからこそ私は、“現場にある知恵をデータに翻訳する”という姿勢を大切にしています。
可視化の目的は数字を並べることではなく、
「なぜこの数字が生まれたのか」を考え、次の行動につなげること。
データは“気づきの道具”であり、最終的に動くのは人です。

近年では、生成AIや機械学習を活用したナレッジ共有や教育支援にも取り組んでいます。
熟練者の経験や判断をAIで形式知化し、若手が学びやすい仕組みを整えることで、
“現場の知恵を未来に残すDX”を実現しようとしています。

さらに、複数の企業を横断した「共創型DXコミュニティ」の設計にも関わっています。
同じ地域・同じ課題を抱える中小製造業がつながり、
共に学び、共に進化できるネットワークをつくることが、次の時代の競争力になると考えています。

私の信念は、

「現場を知らないDXは、現場に根づかない。」
「テクノロジーは人を置き換えるものではなく、人を支えるもの。」

という2つの言葉に集約されます。
AIやロボットが進化する今こそ、人の知恵と感性をどう活かすかが問われています。
私はこれからも、「人が主役のDX」をテーマに、
ものづくりの現場と未来をつなぐ仕組みをデザインし続けていきます。

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