鈴木 克哉

所属スタートアップ

Satoyama Commons(さとやまコモンズ)

Satoyama Commonsは、獣害や高齢化に悩む里山を「みんなの共有地(コモンズ)」ととらえ、ワイルドライフ・農村体験とお米・オーガニック野菜のCSAを組み合わせ、「自然と共生する地域に暮らすように旅しながら、守り手にもなる」しくみをつくるサービスです。

源流のお米とオーガニック野菜の定期便「篠来たる」

源流で農地を守る集落やオーガニック農家を支援するための地域支援型農業(CSA)型定期便サービス。100人会員を集めることで、CSA推進人材を1人雇用可能な利益をあげることを目指す。

実績

特定非営利活動法人里地里山問題研究所(さともん)代表理事
農水省農作物野生鳥獣被害対策アドバイザー
総務省地域力創造アドバイザー

経歴:
和歌山県生まれ。北海道大学大学院文学研究科時代に、青森県下北半島で北限のニホンザルによる農作物被害問題に関する研究着手。被害を引き起こすサルの生態調査に加えて、地域住民の被害に対する受け止め方や対応など社会科学的調査を取り入れた研究をはじめる。この頃から地域の豊かな人や資源の魅力に惹きつけられる。
その後、京都大学霊長類研究所を経て、2008年から7年間、兵庫県立大学/兵庫県森林動物研究センターで兵庫県のニホンザル管理を担当し、行政機関と連携した効果的な被害管理手法の開発と住民支援体制の整備に取り組む。
2015年3月に前職を退職。5月に兵庫県丹波篠山市で特定非営利活動法人里地里山問題研究所(さともん)を設立。「獣がい対策で農村の未来を創る」を理念に、全国で深刻化する獣害に対し、多様な人材が参画して地域を元気にする前向きな獣がい対策を推進して豊かな農村の未来をみんなで創っていく、新しい獣がい対策のモデルづくりを行っている。

著書(いずれも分担執筆):
・『動物たちの反乱 増えすぎるシカ、人里へ出るクマ』河合雅雄・林良博編,PHP研究所
・『半栽培の環境社会学―これからの人と自然』 宮内泰介編, 昭和堂
・『なぜ環境保全はうまくいかないのか―現場から考える「順応的ガバナンス」の可能性』 宮内泰介編. 新泉社
・『どうすれば環境保全はうまくいくのか―現場から考える「順応的ガバナンス」の進め方』 宮内泰介編. 新泉社
・『複雑な問題をどう解決すればよいのか―環境社会学の実践 (シリーズ 環境社会学講座 6)』宮内泰介編. 新泉社

専門分野: 野生動物の被害管理、地域主体の対策推進、獣害対策を契機にした地域活性化(獣がい対策)

受賞歴:
2020年 第5回「貝原俊民美しい兵庫づくり賞」(個人)
2021年 第23回「人間サイズのまちづくり賞」まちづくり活動部門奨励賞(団体)
2023年 第1回「丹波の森もりびと賞」(団体)
2025年 たんばLPSチャレンジ最優秀賞(ソーシャルビジネス部門)

経歴

2015年
-
現在
特定非営利活動法人里地里山問題研究所

特定非営利活動法人里地里山問題研究所(さともん)代表理事。兵庫県立/兵庫県森林動物研究センターにてニホンザルの管理、シカ・イノシシなど含めた地域主体の獣害対策に関わる技術・方法論の研究・普及活動に携わったのち、人口減少・高齢化が進行する農村で、獣害対策を契機に地域活性化を目指す前向きな「獣がい対策」を提唱し、現場に根ざした問題解決をめざして丹波篠山市でNPOを設立。以降10年以上にわたり、獣害対策と里山保全、小規模農地の維持、関係人口づくりを一体で進める「里山共生」の実践に取り組む。現在は、シカナイトサファリやモンキークエストなどの里山ワイルドライフプログラムと、源流のお米とオーガニック野菜のCSA「篠来たる」を軸に、野生動物との共生と農村再生を両立するSatoyama Commons構想を推進している。

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