2020年は、大型連休やオリンピックなど、人が集まり、触れ合い、語り合うことは全て禁じられた。このような誰もが未経験の緊急事態において漂う閉塞感と諦めムードを、何らかのカタチで打破できないものかと考え、巣ごもりしながら楽しめるWeb番組の制作および、見ている人が「コロナが落ち着いたら頑張ろう」と思えるような、人を応援する仕組みを創る事業を開始した。
・視聴者が手の届く「頑張るレベチ※な人」を採り上げ、誰かの元気を培う
(※レベチとは、レベルがちがう、のレべ+チである)
・視聴者の表情(笑顔)を計測することで、世界に笑顔を増やす方法を探す
(こちらは、リモートで計測可能なセンシング技術を新規開発している)
・ゲストの夢を応援する、視聴者参加型のオンラインコミュニティ形成を狙う
また、こういったWeb番組を通じて、オンライン上での新たなコミュニティの創造が可能になるならば、人材不足で手詰まり感のある種々の地域課題解決の糸口が作れると考えた
「可能性を信じ、あきらめない社会をつくる」という理念を掲げ、レベチ図鑑をスタートした。頑張る個人に光を当て、水を注ぎ、共感のエネルギーを注ぐことが出来れば、社会全体が元気を取り戻せると信じている。
レベチ図鑑では、それを番組・メディアというカタチでコミュニティ形成を行った。
さらにはそこで生まれた共感のタネを育て、東北では「おせっかい食堂」というコンセプトを創出し、新たな共感者コミュニティを創ることが出来た。そこに社会課題という問題意識を加え合わせることで、自治体や地元産業界の賛同を集められる可能性も実証実験を通じて検証できた。
私たちは、こうしたムーブメントを興し、場所や世代や職種にとらわれない新しいコミュニティ創りをどんどん加速していきたいと考えています。
食と健康に関するコミュニティ「おせっかい食堂」をイオン様とコラボしつつ、そこから生まれる新たな価値については、レベチ図鑑を通じて発信し続けていきたい。