スマート養蚕システム(スマート農業の養蚕版)によるカイコ・繭の製造、たんぱく質原料の抽出・加工より、国産シルクをフードテック、ヘルステック、メディテックへ応用する技術を保有し、シルク関連商品(カイコ、繭、機能性たんぱく質、シルク製品)を提供します。フードテック分野では、賞味期限の延長、食感、味覚を向上させるシルクフィブロインの製造・販売、養殖、養鶏用の機能性飼料の供給、ヘルステック分野では、化粧品、ヘアケア商品用のシルク原料供給、メディテック分野では、バイオマテリアルとしての供給となります。
戦前、日本の輸出産業で外貨獲得で大きく貢献したシルク産業は国内では衰退している。海外に目を向けると、人口増加と、脱カーボンの動きから、天然繊維であるシルクの需要は増えている。日本のシルク産業をこれまでの伝統を大事にしながら新たな革新として、養蚕版のスマート農業を行い、シルクを繊維のみならず、フード、ヘルスケア、バイオの分野にて製品化の上、世界に輸出していきたい。「地方創生を有言実行する」を実践するために、地域資源であるシルクから世界課題である食料安全問題、世界の衣食住の素材の供給不足を解消するように貢献したい。
2016年の創業時からシルク事業に取り掛かり、「繭の生産~原料加工~シルク商品の開発~販売」まで、一気通貫にて、垂直統合型のビジネスモデルを構築を目指し、最終的には新たな産業を地域に産み出すことに努めたい。1社単独ではなく、地域共創型(Co-Creation)の新たな事業開発モデルとして、繭の生産から販売までを一気通貫して行うサプライチェーンを構築し、新たな技術革新として2億円の設備投資を行い、「スマート養蚕システム」、並びに、「シルク原料加工設備」を実装した。