私は、IRでの機関投資家対応等を通じて、日本企業のESG対応には課題があり、長期的に日本企業が競争力を持つためにはこの課題を解決しなければならないと感じていました。事業継続の危機に瀕している山間地域の茶産業ですが適切な流通を確立することで、そういった課題に対して有効な解決策になると考えました。
市場においては、長期的な利益やサステナビリティを重視する消費者や投資家が増加しています。テクノロジーにおいては、AI、IoT、5G、ブロックチェーン等の農業を変革する技術が実用化されようとしています。これらの市場の変化とテクノロジーの進化が、山間地でのお茶ビジネスの成立を可能にすると考えております。
山間地域の高齢化や耕作放棄地の状況を考えると今行動しなければ手遅れになると感じ、ビジネスでこの課題を解決することを決意し、BlueFarm株式会社を設立しました。
私たちは、お茶を企業にとって「買うもの」から「つくるもの」に変えます。そのために、山間地の生産者からお茶の栽培環境を調達し、適切な企業に提供します。
本事業は、企業の効率的かつ効果的なSDGs・ESG対応と農業参入を可能にし、企業に長期的な利益をもたらします。さらに、存続の危機に瀕している山間地域の茶業を活性化し、生産者の廃業を食い止め、耕作放棄地を減少させます。
お茶の栽培から消費までのプロセスにおいて、企業、生産者、当社が一体となり、持続可能な事業を目指します。