私は十数年前からシンクタンクやコンサルティングファームで気候変動に関連した業務に携わってきました。ここ数年、気候変動がビジネスに与える影響が急速に高まり、企業が対応を求められる姿を間近で見てきました。多くの企業が気候変動対策の必要性を認識しているものの、実際に対策を行う上では多くの制約と課題があると実感しています。
今後、気候変動対策は事業を継続する上での最重要課題の一つになると予測されていますが、そのためには従来手法だけでなく様々な手法を総動員して企業活動の脱炭素化を推進する必要があると考えています。
当社は、テクノロジーを活用することにより、一部の大企業だけでなく多くの企業と個人が効果的な気候変動対策を手軽に実施できるサービスを提供し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
企業経営における気候変動対策は世界的に注目を浴びていますが、日本企業は欧米の先進企業と比較して遅れていると言われています。日本においては、特にウェブテクノロジーを使った気候変動対策が遅れていて、欧米との差が開きつつあります。
今後、気候変動戦略を経営に統合するためには、ウエブテクノロジーの活用が不可欠ですが、日本においてはあまり活用されていません。この現状を変えるため、当社はウェブテクノロジーを用いて企業のサステナブル・トランスフォーメーション(SX)を支援する様々なサービスを開発していきます。
今秋にカーボンオフセットAPIおよびGHG算定APIのβ版をローンチする予定です。今後は、日本企業の脱炭素化およびカーボンニュートラル化に貢献する様々なサービスを継続的に開発し、人と地球が共存する持続可能な社会の実現に貢献していきます。