とくべつな誰かと、
とくべつな料理を楽しみながら、
とくべつなひとときを過ごす。
近年その価値が再認識されている、日本の「おもてなし」文化。
それは、津々浦々の老舗料亭を舞台に培われてきました。
明治元年、三重のお茶屋からはじまった私たち寿美家和久も、そのひとつ。

季節ごと旬の食材を仕入れる流通網、
それをとびきり美味しく料理する板前の腕、
配慮の行き届いたこまやかな接客。
料亭には、一朝一夕では決して身につかない「技」や「心」、
そして長年の信頼に裏打ちされた人間関係が、いくつも存在します。
けれどもご存知でしょうか。そんな伝統と格式ある老舗の多くが今、
時代の流れと共に、暖簾を下すことを余儀なくされているのです。

もったいない。なんとしてこの文化を、後世へと遺さなくては。
そんな想いで私たちは、いくつかの新しい試みをはじめました。

たとえば、料亭の味を全国のご家庭にお届けする「しげよし」の仕出し配達。
板前が教える和食のレシピや、料亭の器をご家庭でも楽しめるRyotei Style。
料亭のまかないをコンセプトに、ご家庭にお料理をすぐにお届けする「巧の即配」。
「さくら テイスト」は、旅先で出会うこころおどる料理を、惣菜にしてご提供します。

お座敷から、ご家庭へ。日本から、世界へ。現代から、次の世代へ。
様々な事業やサービスを通じて、日本の料亭が培ってきた「おもてなし」文化を、
もっと多くのお客さまに楽しんでいただける形にアプデ―トし、
未来へと引き継いでいきたい。そう想う、寿美家和久です。