イノベーションを共に!
2年前のある冬の早朝、私は自身が運営しているシェアスペースに清掃に入りました。全ての照明がついていて、エアコンの温風で暑くなった部屋が昨日のように思い出されます。調べると前日16時に利用者は退出。そこからずっと、照明と空調がついていたのです。
ビジネスのきっかけは、その際に現連携先社長に相談した「予約時間が過ぎたら照明と空調を自動で消せないか?」しかし調べてみても、そのようなサービスは世の中にありませんでした。この悩みは多くのスペースオーナーから支持を得たため、ビジネスとして始動した次第です。
そして、この時気づいたのが、事業スペースにはイノベーションが一回も起きていないということ。移動手段は馬車から自動車、そしてEV、自動運転に。あらゆるものが自動化される中で、事業スペースの予約から利用、退室までを無人化(自動化)する動きが無いのです。つまり、今まで一度も事業が進化していないのです。
しかし、50年後を考えてください。事業スペースだけが進化を止めた世界を想像できるでしょうか。我々は事業スペースを進化させ、その文化を創る最初の企業になりたいと思っています。
以下二つの観点から活動します。
● スペース不足(利用者):副業が認められ、多様性が発揮される現在において、スモールビジネス、仲間の集いなど規格的な関係を抜け出し多くの方々が出会い、新しいビジネスで場所を探しています。
しかし、落ち着ける、便利な場所はなかなか見当たりません。こういったユーザに場所を提供し、生き生きとした創造的な活動を支援してまいります。
●スペース余り(不動産オーナー):オフィス返上、テレワークなどの進展でスペースの需要について展望が拓けているとは言いにくい状況です。しかし、私はミスマッチが起きているだけだと考えています。活性する打ち出し方、儲かるスペース創りで場所提供を検討の企業様を支援してまいります。
世にいう、シェアスペースという狭い分野にとどまらず、空き家再生にもつながる活動だと考えています。
多くの不動産事業家を連携し、場所の創造、活用を考えていきたいと思っています。
また、既に多くの貸会議室、スタジオがあります。既存の人的ネットワークも活用し、あらゆるスペースと連携してまいります。