PDRplusシステムについて
当社は国立研究開発法人産業技術総合研究所(俗称:産総研)の技術移転ベンチャーとして、同所技術として著名な自律航法技術の事業化に取り組んでおります。人及び車両の屋内外位置検知システム、PDRplusシステムはこれまで、商業施設・遊戯施設における来店顧客の動線把握、工場・倉庫・石油プラント・原発関連施設における作業員・工業車両(フォークリフト)の移動軌跡・滞留時間の顕在化に多くの適用実績を有するものです。
自律航法とは、加速度・ジャイロ・磁気・気圧センサーといった複数のセンサーからの計測値に基き、基準点からの相対位置を推定する技術です。計測に当りこうしたセンサーを一纏めにしたモジュールを、計測対象に装着させる必要がありますが、2016年中にこのモジュールの小型化(名刺サイズ・35g)を実現しました。2017年計測結果を統合・可視化し、クラウド側からポータル画面へ配信するIoTシステムを実現、本格的な実用化の段階に至りました。