介護を受ける人にはひとりでできることの拡張を,介護を行う人へは身体的負担の軽減を,介護の場へは和やかさを,それぞれ提供するために活動しています。現在の具体的プロジェクトは,片麻痺の人が在宅でつかえる補助デバイス,介護者の腰の疲労を軽減する身体アシストデバイス,介護の場へは「会話を生み出すインテリア」の3つです。
介護の負担軽減は喫緊の課題です。現在は介護を受ける人,介護を提供する人それぞれが我慢することで成り立っている状況だと思います。技術を活用した対策もさまざま検討されていますが,有効なものがまだ少ないと感じます。介護の場にいる方々の気持ち(精神面),身体的な面,それぞれの負担を軽減するデバイス,サービスの充実が必要と考え,事業開発に挑戦しています。