私は大企業の担当者として何千時間とWeb3業界に携わっており、分散型ネットワークの良い点・悪い点、将来的に普及していくであろう領域・ユートピア的な話に終始し普及しないであろう領域を俯瞰的に眺める力がつきました。
分散型IDの領域は「将来的に普及していくであろう領域」だと考えています。
何故ならば、現代の事業者を中心としたID管理の仕組みはすでに大きなほころびが出ているからです。増え続けるデジタルID、一部の事業者が個人情報を寡占する状態へは民間からも政府からも懸念が示されており、個人が自ら識別子を持ち「まるでリアルでの個人情報提示のように」オンラインでも振る舞う世界が近づくのは自然な流れです。
Web3や生成AIのように、分散型ID管理もこれから大きな波が到来すると考えています。
その時に、ユーザーにとって触りやすく、事業者にとっても採用しやすいデジタルウォレットは、あらゆるスマートフォンのホーム画面にいるスタンダードアプリになるポテンシャルを秘めています。
次の時代への変化にいち早く対応する日本発のスタートアップになるべく、Trustを開発しています。
私たちの理念は「SSIの世界を導くサービスを提供する」です。
デジタルウォレット機能はその中核となるものであり、それ以外にも必要な機能があればアプリケーションに適宜追加していきます。
DID/VCに基づいたデジタルウォレット機能はあくまでも機能の一つであり、ここをセールスポイントとして売っていく気も、技術名を前面に押し出すつもりもありません。
あくまでこれまでのID管理・個人情報管理に潜む課題を解決するソリューションとしてTrustを開発・営業しています。