PANについて
言葉の壁と、旧来型の電話という通信手段の形を変え、コミュニケーションの新しい形を提供します。
【PANとは】
PANは自動翻訳付きのチャット音声変換サービスです。
スマートフォンやPC、タブレットなどを利用し、利用者側(発信者)が、チャット画面にて外国語で文字入力されたものが日本語の音声に翻訳され、相手側(受信者)に伝わります。逆も同じく、相手側の電話口で発した日本語が外国語に翻訳され、利用者側の画面に表示されます。
【PANの特徴】
1.母国語のまま日本語の相手と電話ができる
外国語(今回は韓国語)で入力したものが日本語音声に翻訳され、相手に伝わります。相手の発した日本語は外国語に変換されて文字で表示されます。
2.無料
毎月最大10分間を上限に、通話料・利用料は完全に無料です(Free Plan)。
また、月額324円(税込み)でかけ放題のUnlimited Planもご用意しています。
3.高い翻訳精度
Google翻訳のエンジンを採用し、2018年12月リリース時点の当社内テストでは、
日本語版92.3%、韓国語版84.6%の翻訳正答率(店名などの固有名詞除く)となっています。
4.世界のどこからでも発信可能
世界中のどこからでも、PANにログインできる通信環境とネットブラウザがあれば、
追加料金無しで発信可能です。日本に旅行に行く前に、外国から事前にレストランや美容院の予約も可能です。
また、電車の中などの公共の場所や、周囲の騒音が気になる場所など、通常の音声による通話が難しい場所でも、相手の音声が文字になり、こちらも音声で話す必要がないため、電話をすることが可能です。
5.日本のどこへでも発信可能
PANで電話がかかけられる範囲は、PANにサービスとして登録されていたり、提携・加盟しているかどうかに関係なく、日本の全ての電話番号に発信可能です。(0120と0800で始まる電話番号を除く)
6.どのデバイスからでも利用可能
ブラウザで使うことができるため、ブラウザとインターネットが利用できる全てのPC、スマホ、タブレットからPANをご利用いただけます。
(スマホアプリ版は着信機能を付けて今後リリース予定)
7.定型文で素早く入力可能
毎回テキストを手入力する代わりに、定型文を活用した効率の良いコミュニケーションが可能です。
主に事務的な連絡・予約という利用シーンを想定しており、レストランや美容院、病院等でよく使用する定型文を豊富にご用意しています。
【サービスリリースの背景】
訪日外国人数は増加の一途をたどり、2017年の訪日外国人数は2869万人となりました。2020年には、4000万人の訪日外国人数とすることを政府が目標に掲げています。
また、在留外国人の数も2018年6月末時点で過去最高の約264万人に達し、日本の総人口の約2%を占める水準になっています。この数字は過去20年の推移で見ると約10倍の水準で、日本の深刻な人手不足により、今後さらなる増加が見込まれています。
現在の日本においては、英語をはじめ、主な訪問・滞在者である韓国や中国などの外国語への設備、人材面での対応がまだ十分だとは言えない状況です。
その一方で、例えば飲食店や美容院で予約やその変更を行いたい時や、急病時の病院、役所など、外国人が日本において日本語で、しかも電話でコミュニケーションを取らなければならないシーンは多く存在しています。
インターネットが進んでいる米国においても、2018年時点で約60%のスモールビジネスがオンラインの予約システムを持っていないというデータもあります。日本でも各種ネット予約は浸透してきていますが、予約のキャンセルや変更は電話というケースが非常に多いのが現状です。
東風津梁ではこの様な背景の中、外国人がストレスなく母国語でコミュニケーションをとれる音声チャット翻訳サービス「PAN」を開発しました。
まずは日本への訪日外国人数No.1の韓国語バージョンを先行リリースし、次いで18年12月に中国語(簡体字)版、19年2月に英語版のリリースを予定しています。