運送事業者の生産性を1.5倍に向上して、日本の安全で安心な輸送サービスの継続提供をサポートしたいからです。
トラック運送業界は、ドライバー不足が大きな社会問題となっています。
原因は、全産業平均と比べて労働時間が2割長く、年間賃金が2割低く、高齢化していることです。
この問題是正の為、一般貨物自動車運送事業者は、2024年4月1日から時間外労働の罰則付きの上限規制への対応が必要となりました。
現在、規制の拘束時間13時間以内を満たす運行は、短中距離で72.2%、長距離で20.4%です。
対応できない運送会社は、営業停止となり、市場から退場することになりますが、明確な解決策は示されていません。
一方で、日本の運輸業の労働生産性は米国の52.6%です。
日本のドライバー拘束時間は運転54%、荷役21%、手待ち13%です。
これはサービス役務として積み降ろし荷役を行うことが常態化していることが原因です。
車上請け・車上渡しの原則が厳格に守られている米国では、荷役・手待ち時間はありません。
回送削減など、運送事業者の努力で労働生産性を1.5倍に向上することが可能と考え、ハコトラを始めました。
会社間で荷物とトラックを結び付ける求車求荷サービスは、以下の運営形態に分類されます。
・エージェント型:2社の間に立って、両者の情報の取捨選択に関与し、取引を効率的にサポート
・掲示板型:双方がネット上の掲示板に直接情報を登録、相手と直接交渉、条件が合えば契約する
・シェアリングエコノミー型:トラック運転手自身がアプリ等を通じて直接コンタクトする
本サービスは、ユーザーはエージェント型の使い勝手でありながら、運営会社は掲示板型の体制で運営が実現できるという、
今までに無いビジネスモデルで、運送事業者の利便性を獲得することができます。
これは配車表の日々の運行状況を利用するので、自動マッチングにより生産性が最大となる案件を紹介できます。
99.9%が中小企業である日本の運送事業者様に、成功体験を得ていただきながらユーザーを増やしていっております。
大手運送事業者様にも繁忙期の即時対応性を評価いただいており、情報共有を進めて便利なサービスにしていきます。
今後はコネクテッドデータ活用を通して、会社間で既に配車済案件のスワッピングなど、更なる高効率なスマート物流を実現します。