一般社団法人 新技術応用推進基盤は、日々世の中に登場する新技術をビジネスに応用し、健全な企業活動において利益を獲得していくために必要なことを支援する目的で設立されました。
我が国では特に製造業を中心に「基礎技術は強いが、製品化する力が弱く、ビジネスとしては負けてしまっている」といわれています。この状況は、こうした指摘がはじまった20年前からなんら変化していないように思います。注目される技術が家電制御から情報通信にかわり、AIに進化した今となっても問題の構造そのものは変わっていません。
また、特に日本では総じて技術者の給与や立場が弱い傾向にあります。「IT土方」と揶揄される多重請負構造をもつIT業界などはその典型です。これらは、「技術者が技術者として閉じこもり、ビジネスに情熱をもって関与しなかったこと」「ビジネス担当が最初から技術的理解をあきらめ、自らの製品を理解する努力を怠ったこと」の両方の結果により引き起こされたと、私たちは考えています。
この状況を打破し、技術とビジネスを結びつけ、「あと一歩」のスキルアップをすることで、「これまでの何倍もの」成果を作ることを目指しています。