Come-e Cycleについて
ご提供するのは、自転車共有運用システムサービスです。
当初の対象としては、2020年の東京オリンピックの影響もあり増加しつつある日本を訪れる外国人旅行客(2015年は1,900万人)のうち、主に貸自転車制度に慣れ、ご利用を希望される中国人観光客(400万人)のバックパッカーを考えています。
(出典は日本政府観光局統計データ
URL→http://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/visitor_trends/)
まずは首都圏に来たバックパッカーの皆様に利用していただき、続いて軽井沢などの観光地や、史跡を訪れる方々にもご利用していただくことを目指します。
システムとしては、アプリとビーコンを使用いたします。
都内の駅付近、バス停、コンビニ等の駐輪場に、貸自転車を配置します。自転車1台ごとにビーコンを1つフレームに設置し、自転車が置き場所から離れたら検知できるようにします。
お客様のスマートフォンにアプリをインストールし、自転車を利用したい時に、最寄りの駐輪場と、乗れる自転車が分かるようにします。
お客様は駐輪場でアプリを使って自転車のロック設定を解除し、目的地付近の駐輪場までご使用いただきます。
駐輪場でアプリを利用し、自転車をロックいただいたら、ご使用完了となります。
同じような企画の例としては、デンマークのコペンハーゲンでのスマートフォンアプリを利用した自転車共有サービスがございます。
この企画のリスクと対策としては、以下の点を考えております。
1.需要とコスト
2.天候
3.安全性
4.地形
5.バッテリー充電
6.ナビゲーション
1. につきましては、訪日外国人の方1,900万人のうち、近隣のアジア圏からの中国の方400万人に加え、韓国の方400万人、台湾の方300万人、さらに日本人旅行者を含めた約700万人の方の一部を加えた計1,000万人のうち、バックパッカーの方の数を1割の100万人、そのうち約半数の50万人の方が東京を訪れると仮定しています。
お一人様のご利用のお値段を1,000円とすると、50万人×1,000=5億円が売り上げとして見込めます。
このうち半額を自転車用の費用(品種は丈夫なクロスバイクを考えております)、残りの半額をシステムと各拠点の費用に見込んでいます。
(拠点につきましては、当初はスモールスタートを考えております。東京から、観光地として京都へ拡大できればと考えております。)
2.につきましては、東京の年間平均降雨日が約110日ですので、自転車の使用日数をその分削減して想定いたします。
3.につきましては、事故、盗難、破損による損害を防ぐため、お一人様のお値段のうち、一部を損害保険に充てようと考えております。
駐輪場での貸自転車管理には、チェーンロックを想定中です。盗難防止のため、無断で駐輪場から自転車を持ち去ると、警告音が鳴るシステムも検討中です。
回収リスクにつきましては、外国人バックパッカーの方がオプショナルツアーに参加される際、「アリペイ」等の電子決済で、あらかじめ先払いをしていただくことを想定しています。
4.につきましては、東京は坂が多いため、電動機関による補助があると移動が楽になります。しかし高額になるため、今回はコストの点から見送りを考えました。(坂の少ない横浜地区から開始することも考えています。)
5.につきましては、ビーコンを自転車に取り付ける場合、ホイールを使っての充電を考えています。
6.につきましては、従来のナビゲーションシステムは高価なため、スマートフォンによるナビの代用か、紙製の地図の取り付けを考えています。
ご検討いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。