<日経新聞> 米ネイチャー、外出先で自宅家電操作 自動で節電も
米国家電ベンチャーのネイチャー(塩出晴海社長)はエアコンやテレビなど家電製品を制御できる小型機器を開発した。たばこ箱大の機器で、スマートフォン(スマホ)を使って外出先から自宅の家電の電源を切ったり、設定温度を調整したりできる。これまでの操作を記録して、自動で家電の動作を調節して電気代を節約する機能も付いている。
赤外線で操作するタイプであれば、ほぼすべての家電を操作可能。年内にも別途発売するパワープラグと合わせて使うと、電力需要のピークタイムに電力消費量を抑えて節電に貢献するデマンドレスポンス(需給調整)にも対応できる。
月内にクラウドファンディングサイト「キックスターター」で事業化に向けた資金調達を始める。資金が集まれば、8月にも日米で同時発売する。価格は約1万3000円の予定。
ネイチャーは三井物産出身の塩出氏とパナソニック出身の大塚雅和氏が米国で設立した。