28歳で妊活を始め、31歳で不妊治療を開始。20代で第1子、30代で第2子を産み、30代半ばには海外出向も——そう描いていたキャリアプランは、予期せぬ不妊治療とともに崩れていきました。職場にも相談できる場はなく、一人悶々と悩む日々。キャリアコンサルタントの学びで自分らしいキャリアを再構築できた原体験から、新卒で入社した自動車メーカーでのバッテリー開発の世界を離れ、キャリア形成支援での起業へと踏み出しました。働く女性の5人に1人が不妊治療に取り組む時代。それでも悩みは表面に出てこない。その現実から「妊活キャリア」を立ち上げ、企業向けに展開する中で見えてきたのが「従業員は言えない、企業も聞けない」という情報の空白でした。妊娠・育児・介護・健康課題は誰にでも起こりうることなのに、ハラスメント規制が強化される中、企業の60%はライフイベント課題を従業員に聞けない状況にあります。この空白が突発的な離職や生産性低下を招いています。そこで生まれたのが「LifemilleHR」です。働きながらライフイベントに向き合う人が、誰もキャリアを諦めなくていい社会をつくりたい——それが、私たちの出発点です。
「妊活キャリア」の成長の核心は認知拡大と信頼構築です。妊活・不妊治療はなかなか人に話せないテーマだからこそ、当事者が「ここなら話せる」と感じられる発信を丁寧に積み重ねることが重要です。働き盛りの30代に集中するこの課題に対し、キャリアの専門家として正しい情報を届け続け、仕事も妊活も諦めずに自分らしいキャリアを築けるという認識を広めていきます。
「LifemilleHR」では、ハラスメント規制強化により企業の60%がライフイベント課題を従業員に聞けない現状に対し、第三者の専門家とAIが本音を引き出し可視化します。相談データが蓄積されることでリスクの予測精度が高まり、AIが個人の属性に応じた改善策を生成できるようになることでサービス品質が継続的に向上していきます。
精度が上がることで、ライフイベント課題にとどまらず、個人の悩みや業務上の課題まで、話した内容から問題を特定し改善策を提案できるサービスへと広がります。本人がまだ気づいていない本音を言語化・可視化し、企業と従業員の関係を超えて学校・医療・行政など様々なフィールドで展開できるプラットフォームへと進化させていきます。