2020年に始まったコロナ流行の中で、地域のつながりがなくなり、元々孤立しやすかった妊産婦や子育て世代の孤立を解消するため、また自然豊かな日本の中で安心安全な食料を地域で自給していくために、お米や野菜づくり、竹林の開墾などの農作業を通じて、子どもたちが自然の中で遊び、学んでいけるコミュニティをつくるために活動しています。
NPO法人こうのさとは、農薬や化学肥料を使用せず環境負荷をかけない自然栽培で野菜やお米を栽培しています。また、オルタナティブスクールの竹林のスコレーでは、自分達で田植え、稲刈りをしたお米を給食で出しています。現在は、流通の規模が大きくなり、日本は海外からの食料の輸入に頼っている状況があります。生産者と消費者が離れてしまったため、それぞれが真心を込めて提供したり、感謝を持って食べたりすることが少なくなっているように思います。こうのさとの取り組みによって、生産者と消費者の顔の見える関係を取り戻し、人と人のつながり、自然と人のつながりを取り戻していきたいと考えています。