Things
設計データ管理からステータス管理までを⼀元的に提供するクラウド型ハードウェア開発プラットフォーム「PRISM」を開発しています。図⾯やCAD、回路図、部品表、変更履歴、仕様などをクラウド上で⼀括管理でき、ブラウザからどこでも簡単に閲覧・共有ができます。
Thingsのミッションはモノのデータを民主化することです。
日本の製造業は優れた技術と高いプロ意識で高度成長期を支えてきましたが、長いの歴史の中で分業化と多拠点化が進み、情報はサイロ化され、日本人本来の強みである「あうんの呼吸」がうまく機能していません。
製品開発の過程で生まれるCAD、部品構成表、変更管理といったデータは複雑なバージョン管理や部門を超えた同期が求められる一方、既存システムはサイロ化され、部門間のデータ共有はマニュアル作業となっている課題があります。開発中の「PRISM」はこれらのデータをクラウドで一元管理することで、手入力による工数削減や入力ミスを減らします。
2025年にはレガシーシステムの保守人材が現役を引退し、IT投資の文脈において12兆円もの損失が生まれる、所謂2025年の崖と呼ばれる問題があります。Thingsがエントリーとなり、クラウドで製造業の働き方を変えていく事で、製造業が再びあうんの呼吸を取り戻す世界を目指しています。
かつて日本の経済は製造業が牽引していました。
「あうんの呼吸」で統率が取れた日本型組織は海外で称賛され、ベストプラクティスとして海外企業にも採用されていました。
ところがIT革命に伴う情報量の増加や技術の高度化・複雑化に伴い、人間の能力で「あうんの呼吸」を維持する事は困難になりました。
私たちの目標はモノづくりの過程で生まれるデータを保管し、誰もが自由に扱える事を可能にするプロダクトを創る事です。
モノづくりに携わる全ての人が同じ景色を共有し、再び「あうんの呼吸」で優れた製品が世に生み出される世界を目指していきます。
