代表の金田自身が、内臓脂肪にやられ、日々の食事管理に意識を向け始めたことがきっかけです。自分の体が必要としている栄養が、客観的なデータによって見えるかされると、何を食べるべきか、何を食べないべきかが明確になります。栄養状態を把握するだけならば、栄養管理のアプリが多く出回っているため、それを利用すればよいですが、「では何をたべればよいか」が明確になり、また「いつでも簡単にその食事が調達できる」状態でなければ、食事管理を継続させることは困難であると考えます。今回のビジネスのスタートとしては、とりわけ糖質制限や脂質制限のある人向けのクックチル製品の開発・販売を個々人の健康状態に合わせて提供できるようなサービスの構築を目指します。将来的には、それを健常者ユーザーまで拡大します。食事の製造は、固定的なセントラルキッチンでの大量生産ではなく、全国各地にクラウドキッチンを用意し、決められた献立と調理方法で製造します。ここで、当社の強みである「圧倒的」な栄養管理能力と医療食調理のノウハウが活かされます。
食事制限のある人でも、食べたいものが食べられないというわけではなく、食べ方を工夫することで、普通に食事をとることも可能です。一辺倒に糖質制限の食事を作るのではなく、年齢、季節、ストレス状態などの個人のおかれている生活環境から、食事の吸収率、発汗状態、脱水状態などを統計をとり、個人にあった食事の献立、食事の形状(柔らかさ、きざみ方、味付けなど)を決定します。