元々カエルの研究をしていて、本場のカエル養殖を学ぶために 2022 年 5 月からカンボジアに移住しました。現地の養殖 農家さんのところに足繁く通って、養殖方法を勉強していました。しかし、たくさんのカ エル農家さんを訪問した際、どの農家さんもエサ代が高いことに悩んでいました。「もう 辞めるかもしれない」と言う言葉を聞いて何か自分にできることはないか?考えた。養殖 って美味しいものを作る素晴らしい仕事なので、続けられる仕組みを作りたい。そこで、 生ゴミからタンパク質を高速で作るミズアブを餌として注目しました。ミズアブを農家さ んに持っていくと、カエルだけではなく、他の魚や鶏がとても食いつきが良く、成⻑も早 くなりました。何より農家さんがとても喜んでくれて、嬉しかった。エサ代に困っている 多くの養殖農家さんを助けたい。ミズアブだったら、たくさんの養殖者を笑顔にできる可 能性がある。これが私がこの事業を始める理由だ。
現在、カンボジアのミズアブ農家に弟子入りをして、ミズアブ養殖方法を学んでいます。
2022年11月〜は、ミズアブ養殖の実証実験を行います。データを取り、コスト感や手間を把握する。
また実証実験の際に、乾燥ミズアブのプロトタイプも作成する。
その後は養殖場や加工場の建設で仕組み化し、コストダウンを図っていく。また脱脂処理をすることで脂肪分を抑えた高タンパク低脂質なミズアブを作り、ミズアブ自体の価値をバリューアップをしていく。