【体験記】StartupWeekend2 インタビュー(顧客開発)とピボッド
今回のスタートアップウィークエンドに参加して、 インタビュー(顧客開発)に関する学びが二つありました。
チーム全員(6人)がわずか半日でインタビュー出来るようになった。
ピボッド(事業転換)を相当数出来た。
チーム全員が半日でインタビュー出来るようになった!
私は以前、SWの関連イベントだったNEXTというプログラムで
インタビューの講師を勤めさせて頂きました。
あれの一部をこの場で実践的に教えながらやったのですが、
なんと実質半日で、チーム全員6人がインタビュー出来るようになった! のです。
うつなど重いテーマを話してくれる人に(運良く?)あたっても、
「このサービス使いますか?」ってインタビューではなく、
ちゃんとインタビューできていました!
実際にどんなインタビューだったかというと、
雑談
お願いと趣旨説明。言いたくないことは言わないでいい。
(ただし嘘はやめて欲しい)
一番困ったことってなんですか?
それはどうしてですか?
どんな風にそれは改善されたのですか?
それはなぜですか?
以下その深堀りをし続ける。(Who,Where,When,Why,How)
(悩みと私達のサービスがマッチしている時のみ)これ使いますか?
(マッチしない時は聞かずに終える)
ここまで出来ている。スゴイ
。一番伸びた方はいきなり街頭へ行き、
「東京○○大学の福祉科なんですが、卒論が終わってなくて調査しているんです。
お話きかせてくれませんか?」
と自分なりに考えて、15人ぐらい聞いて回って来ました。
これはすごかった。
自分にも出来ません。
ピボッドの回数
もう一つびっくりしたのがピポッドの回数です。
このチームでは、わずか2日間ぐらいで (短い時間のインタビューも含めると、)
合計50人ぐらいには話を聞いています。
このぐらいの人数にインタビューをしていると、
自分たちの仮説がかなり的はずれだったという場面が多々あります。
このチームでは小さなピポッドを何回も繰り返しました。
広告モデルは無理そう。
軽い悩みはお金取れそうにない。
重い悩みは切迫しているので金を払う気になる。しかし、、
重い悩みの人は本人が動けないほど弱っている。
同じ悩みの人達が集まる場は「傷の舐め合い」って思われる。
カウンセリングは話をしてなぜ治るか理解されていない。
などなど。
これを元に、どんどんサービスと価値を絞っていきました。
最終的にはこのコンセプトは必ず必要とされると確信を持つに至るまで、
調査が進みました。
なぜこれほどインタビューやピボッドが出来たのか?
NEXTや普段のインタビュー講座と比べると
MVP(小さなプロトタイプ)を創るという、目的がはっきりしている。
時間制約がある。(言い訳している余裕が無い)
私がお手本を4回ほど見せた。(かつ、それをメモらせていた)
自分たちの仮説が意味なくなる場面を、見本の段階で体験した。
1、2,4という状況は、
スタートアップウィークエンド(=起業実践の場)だから用意された環境です。
なので、「SWのような起業実践に、インタビュー実践講座をつけるのはかなり良い」です。 双方にとって親和性高い。
自分のやっている企業向けのインタビュー講座にも早速取り入れます。
興味ある人はぜひご連絡下さい。
次回は「StartupWeekend3 ハスラー(企画者)だけのチーム」です。