岡山県美作市の山間部で2016年にオープンした「人おこしシェアハウス」。全国からやってきた若者たち(16歳〜40代)が共同生活をしながら、大自然の癒やし、同じ境遇の仲間たちとの関わり、そして地域との関わりを通じて自分らしさを取り戻し、できることを増やし、そして就労、一人暮らし、とステップアップしていきます。そしてローンチから8年半。現在では、人おこしシェアハウスを卒業した約100名の若者のうち5分の1にあたる、20名がシェアハウス近隣で一人暮らしをしながら、地域企業の若手人材として活躍しています。彼らは、シェアハウスでできた仲間たちとのつながり、地域とのつながり、そして働き慣れた就労先、そういった「人生のアセット」を維持してセカンドステージへの挑戦を始めたのです。またこれは、苦しみを抱えて生きてきた彼らの救いとなるだけでなく、慢性的な人手不足に苦しむ地域企業にとっても大きな希望になりつつあります。地域の力が若者を回復させ、そしてその若者が地域の力になる。われわれは岡山県北部の山間部で見えてきたこの好循環の萌芽をしっかりと下支えしながらさらに発展させ、「若者の楽園」実現を目指します。