客船乗員として世界5周を経験し、20年以上にわたりラグジュアリー旅行業界で世界中の富裕層ファミリーの旅の在り方を深く理解してきた。一方で、コロナ禍により業界は突如停滞。危機感から保育士資格を取得したが、命を預かる高度な専門職であるにもかかわらず、社会的評価・待遇のギャップがあまりにも大きいことに強い問題意識を抱く。訪日旅行が急回復する中、富裕層ファミリーが増える一方で、日本には国際基準の多言語チャイルドケアが存在せず、ホテル側も安全な選択肢が乏しい現状を目の当たりにした。ここに「旅行×保育」という未開拓の領域があると確信。保育士の専門性を活かし、子連れ=制約だと思われがちな旅を、親と子双方にとって“自由で豊かな体験”へ変えることができると感じた。その中心にある哲学が “Luxury for Good”。ラグジュアリーを、一部の人の享楽ではなく、社会全体へ静かに広がる善い循環へと転換させる。子どもの命を預かるだけではなく、人格形成に大きく寄与する専門職である保育士が誇りを持って世界で活躍できる新しいフィールドを創りたい──その強い想いが Parent Time創業の原点となっている。