大学入学後6年間常に日本の教育の発展に自分自身がどう貢献できるのかを問い続けてきた結果、日本の教育の課題として教師同士の教材の共有が不足していると考え、その不足部分に私が解決策を提示できないかと思い至った。留学中に韓国で小学校教員のための教材共有のウェブサイトが一般的なサービスとして幅広く使われていることを知り、日本でも同様のサービス、より教師が利用しやすいサービスを提供したいと考えた。
全国の教員の授業準備に関わる知恵と知識を共有する強大なデータベースを生み出し、教育の情報革命を起こす。労働時間の16%を占める授業準備の効率性と生産性を向上するため、教材共有は大きな役割を担う。授業内容やアイデアをゼロからではなく、共有される既存の成果を利用することで効率性が向上する。また、個人や限られた枠組みの存在であった教材を全国レベルで一つに集約することにより、生産性が加速度的に向上する。