Fitsizeについて
スマートフォンやタブレットの普及に伴って市場の拡大が続き、衣類服飾雑貨などの消費者向けEC市場は2015年に1兆3839億円(EC化率約9%)となり、まだまだ潜在成長率は高いと考えられています。しかし、一方では、サイズで失敗した経験者は9割を超えている(2106年ベルーナ調べ)とのアンケート結果からも、このサイズ不適合問題は依然解決されていない状況です。これに対し、大手のアパレル通販サイトでは、返却を自由とし送料も負担しているものもありますが、大手運送会社の人で不足問題も顕在化してきており、根本的改善には至っておりません。そこで、消費者個人の身体各所のサイズを格納保存し、いつでも購入対象とする商品のサイズデータと比較することによって、自身に対してサイズが適正か否かを判断できるクラウドサービズを考案しました。登録には、個人情報は必要としないことによって、万が一の漏洩でもリスクを回避できるものとしています。
このビジネスモデルは、私個人が2105年に考案し、翌年には特許申請し、昨年8月に特許を取得しています。
現在は、この課題に着目した海外の VBが参入してきていますが、多くは過去に購入した服のサイズとに比較であり、特定のECサイトでしか使えないため、様々なサイトから購入したいと考える一般の消費者には利便性に問題があるものとなっています。
私の考えるサービスは、特定のサイトに束縛されずニュートラルな立ち位置で、利用者に安心して登録・利用してもらえるサイズに特化したプラットフォームとなることを目指しています。
このサービスは、一般消費者に楽しく利用していただくためのインターフェースや、サイズの適合差異を表示するヴィジュアルデザインや手法も要となりますが、この利用者のサイズデータベースが一定のボリュームとなった時に本来の価値が生まれると考えられます。これによって、サイズ情報によってセグメントしたあるカテゴリーのリストを販売側に提供し、ダイレクトにメールでピンポイントの商品情報を提供し訴求することが可能になります。さらに、住居エリア、年代層、性別、サイズなどの情報を提供することで、メーカーは、次の商品開発データに活用することも可能です。利用者が、どの商品とのサイズマッチングを行ったかログデータから人気商材を割り出したり、SMLの固定化したサイズをあらかじめ作ってから売り場に出すのではなく、作成前に、そのサイズカテゴリーの方々だけにオファーをすることによって、不良在庫や販売促進費用も節約できると考えられます。
このような利用者個人のサイズに特化したデータベースは、アパレルにとどまらず、ベットや机などの家具や個人を取り巻く空間とそこに配置されるハードウェアとの適合性も検証できるようになるため、その価値は無限の広がりを期待でき、そのデータを売り手側に適正価格で提供することで、マネタイズ可能と考えられます。
私自身は、未だ企業に勤務する会社員ではありますが、これを実現するためにその方法を模索しているところです。
是非、このような「これまでなかったサービス」を、実現いたしたく、この企画に応募させていただきました。