2050年における温室効果ガス排出の実質ゼロ、カーボンニュートラルは、喫緊の課題として今から行動する必要があります。
大きな寄与が期待される太陽光や風力は出力が不安定で、それらの電力を水素エネルギーに変換し、貯めるという選択肢が第6次エネルギー基本計画の中でも議論されています。
しかし、再生可能エネルギーからの水素製造は高コストのため、社会実装が困難です。
私たちは、国内の再生可能エネルギーから水素を製造し、地域に安価に供給するためのシステムを開発することで、日本の脱炭素に貢献するだけでなく、地域活性化にもつなげられると考え、開発に向けて努力しています。
水素・燃料電池関連の技術開発によって低コスト化を目指す事業者が大多数ですが、
わたしたちは、全体構想を構築しつつ、地域資源からの発電事業者や金融と協業し、最初のMVPとなるシステム構築に取り組んでいます。
まずは規模が小さく寄与が限定的な事例であっても、事業性が成立するシステムを構築し、小さな市場を創生することで、市場主導で機器の低コスト化を実現していきます。