健康長寿めざして『まめで達者なまちづくり』をスローガンに大豆づくりで地場産業の振興に取り組んできた福島鮫川村で新たに立ち上げる”大豆まるごとプロジェクト”は、村の主要な大豆加工である豆腐づくりで廃棄されているおからも美味しく健康に良質なたんぱく質を余すことなくまるごと食べるサステナブルな取り組みです。この取り組みを「まちのお豆腐屋さんを畑のお肉屋さんに」をコンセプトに全国に発信する。
1960年代に全国に5万軒以上あったまちのお豆腐屋さんも今では5000軒にまで減少。まちのお豆腐屋さんにおいても高齢化が進み、小規模店舗では後継者もいないため新たな商品開発などを1軒1軒がそれぞれ取り組むのは難しい。本事業は、それぞれのお豆腐屋さんの豆腐の味・看板はそのままに廃棄されているおからをお惣菜に加工する設備と技術サポートをすることで軒先販売していただく仕組みで全国展開します。おからは栄養価が高いのに食用には1%ほどしか利用されておらず、まちのお豆腐屋さんの規模ではほとんどが廃棄されていました。フードロス削減や地球のたんぱく質不足問題などの課題に対する一つの答えにもなる事業です。