本事業は、私の70歳になる母親が遠方への引越しを機に続けていたお店を閉じ、スタッフに囲まれていた生活から一転して、会話のない生活へ変化したとまどいを聞いたことによりはじまりました。
同時にSNS上では「友達のそばでくらしたい」というつぶやきがあふれていることにも気づき、身近な友達という巨大なニーズを発見しました。
2040年には、国民の5人に2人が孤立の危機に瀕するデータが出ています。
独居や孤立が死亡に及ぼす影響は実に30%にもおよび、深刻な健康リスクになっています。
ここに誰もが知る課題と巨大な市場があり、提案したいのはその解決策についてです。
興味のテーマを元に、引越し予定者と街の住人が専用のSNS上で匿名のまま交流することで、自分の感性に親しい人たちから街のことを教えてもらうことが可能になります。
私達の提供する物件に入居することで、SNSを継続利用して、知り合った住人たちと継続交流ができるようになり、引越し直後から身近に会える仲間がいる状況を生み出します。
また、街中にはSNS利用者だけが使えるコミュニティスペース「部室」を提供することで、SNSで身近な気の合う住人とつながり、仲間だけの居場所で絆を深める環境を手にすることが可能になります。
これらに加え、仲間保険やシェアリングエコノミー、ギグワークなど、お互い知り合いだからこそ安心して利用できるサービスを展開していきます。
この引越しと仲間探しのサイクルを繰り返すことで、街中に興味関心でつながるご近所さんが増え続け、貯まっていく興味関心データベースは、やがて街の色を可視化します。
このデータを用いて、最終的には街づくりや店舗誘致につなげていくことを目標としています。