経済活動のあらゆる領域において指数関数的に技術が進歩するなかで、フィジカル空間とサイバー空間における境界線は曖昧になり、双方の空間における融合が進んでいます。一方で、それぞれの空間を規制する契約・規制およびガバナンスの仕組みは過去数十年間目立ったイノベーションはなく、トランザクションにおける非効率が発生し結果として社会全体のイノベーションが阻害されています。
Society 5.0を見据えたガバナンスの仕組みとして、フィジカル空間とサイバー空間の橋渡し的役割としての新たな仕組みが必要であり、そのルールを記述・実行するインフラの研究開発・社会実装が必要であると当社は考えております。
次世代社会の経済活動を支える契約基盤として、そのルールを記述する規格としてスマートリーガルコントラクトの開発およびその実行環境の整備を進めております。スマートリーガルコントラクトは自然言語によって可読性と法的有効性を担保するとともにソフトウェアでも判読可能なため、ブロックチェーンをはじめとするさまざまな実行環境において契約内容の自動執行を実現します。