ぼくの家族もがん家系です。祖父・祖母をすべてがんで亡くしています。若くしてがんで亡くなった方も近親者にいます。
地元、大分県日田市のような田舎は選択肢がなく、がんになったら離職しないといけないし、自由な暮らしもできない。人生の選択肢を放棄しなければならないイメージが大変強かったです。両親は何十年もアフラックのがん保険に加入。「度々保険の内容が変わるのでついていけない」と不満を述べるものの、変わらず保険料を払い続けています。
がんに罹患したとして、保険料を受け取れても自分のやりたいこともできず死ぬのか……そんな田舎がいやだ、と飛び出してきたのですが、ぼく自身も結婚を機に人生を考え直しました。
できるだけ健康で長生きしたい。でもたぶん自分もがんに罹患する確率が高い。がんに罹患すること前提で、がんとともに生きるにはどうしたら良いか考えました。
家ががん家系だからこそ、たとえ今後がんに罹患しても人生を謳歌するために、この社会課題に取り組みたいと考えています。
既存のサービスでは生活の問題(例「子育てをしながら治療に通わなければならないがどうしたらいいか」)を相談できかつ課題解決につながるサービスが存在していません。我々はそのポジションを狙います
従来型バリューチェーンでは「まず会って相談する」オフラインに重きが置かれていました。CancerWithはこれをテクノロジー化。生活モデルの問題解決に特化します