2020年夏。コロナウイルスが流行り始めたばかりで自粛ムード真っ只中。
そんな時期に沖縄に訪れた際、たまたまご当地の客のいないお土産屋さんに入りました。
「こんな旅行しづらい時期に遠くからお越し頂きありがとうございます。非常に嬉しいです。」と私を歓迎してくれるお土産屋さんの店主を見て、心が苦しくなりました。コロナ禍で経営に苦しんでいる旅行業界の現実を目の当たりにし、客足が大幅に減った地方への投資に興味を持ちました。
旅行した数ヶ月後、高校生向けのビジネスコンテスト・ITCに参加した際、カンボジアをターゲットとした旅行商品をお題に出され、ホテルの空き部屋に特化したサブスク型ホテルホッピング事業を発表。このアイデアが高く評価されたことをきっかけに、ただ競技として課題の解決策を提案するのではなく、実際に行動に移そうと決心しました。
沖縄で出会った店主のような観光客を必要とする方々や地域の力になるために、ITCでピッチしたビジネスアイデアを基に起業しました。