地球温暖化対策として森林を守る仕組みはありますが、「水環境」を守る仕組みは未だ存在しません。実は、汚れた水はCO2の25倍の温室効果を持つメタンガスの巨大な発生源であり、放置されたまま温暖化を強力に推し進めています。私たちは「誰も手をつけていないこの水環境の課題を解決したい」という強い思いから創業しました。
しかし、ボランティアの環境浄化では活動が持続しません。そこで私たちは、従来の課題(高コスト・大電力・大型化困難)を独自の素材技術で克服した、革新的な「ナノバブル発生装置」を開発しました。これを海域や水田、ダム湖などに投入することで、生態系を回復させながらメタン発生を劇的に抑制します。
私たちの真の目的は、この「水を綺麗にするプロセス」自体をカーボンクレジットという経済価値(インセンティブ)に変換することです。環境浄化が利益を生み、それが次の環境保全へと再投資される。そんな「水環境を守ることが経済的に報われる新しいエコシステム」を世界中に実装することが、私たちの使命です。
私たちは「機械技術」を完全に捨て、「素材技術」のアプローチで独自のナノバブル発生装置を開発し、この課題の解決に挑んでいます。
従来の装置が抱えていた「大型化が困難」「消費電力が膨大」「高コスト」という三重苦を、独自素材により一挙に解消し、極省電力でありながら毎分5トンという圧倒的な処理能力を持ち、用途に応じて2つの異なる素材を使い分けることで、あらゆる現場への適応を可能にしています。
私たちは現在、社会実装に向けた「実証実験(PoC)とデータ収集」のフェーズへと踏み出そうとしています。具体的には、ヘドロの溜まった海域やダム湖、広大な水田といったフィールドに装置を導入し、水中の酸素濃度を高めることでメタン生成菌をいかに抑制するかを、科学的かつ定量的に検証したいと考えています。
現場のリアルなデータを収集し、それを強固な科学的エビデンスへと昇華させることが直近の目標です。
このエビデンスをもとに国際的なカーボンクレジットの認証へと繋げ、環境浄化を確実な「経済価値」へと変換する道筋を築き上げます。