【奈良新聞】施設入居高齢者 収入と生きがいを - 就労事業で介護費用軽減/奈良の事業者 合同会社を設立
奈良市・大阪府で介護・保育事業を営む株式会社リールステージ(中山実男社長)は、要介護高齢者らが就労事業を行うための合同会社「あをに工房合同会社」(中山久雄代表社員)を設立した。要介護高齢者やその家族にのしかかる介護費用の負担軽減を目指し、超高齢化社会による日本の介護の社会課題解決に取り組んでいく。
あをに工房は企業から請け負った軽作業を、リールステージの介護施設に入居する高齢者に生産委託する。高齢者は仕事をして報酬を得ることができ、自身の介護費用の一部を補うことも可能。このようなシステムは全国的にも珍しい。
3名の入居者に対して、軽作業トライアルを初めて実施した。今後、高齢者一人ひとりの意欲や能力、できること、特技などを考慮して作業を委託する。