私は、多摩美術大学卒業後、企業でプロダクトデザイン、空間デザイン、ブランドコミュニケーションに携わり「創り出す」ことに特化した仕事に従事してきました。しかしある時、福祉施設などで就労訓練の傍らでアート制作を行っている方々の作品を目にして「これは敵わない」と、純粋な嫉妬を憶える経験がありました。
実はこうした作品が施設で山積みになって捨てられている現状に課題を感じる共に、心に作用する圧倒的な作品を自身の得意分野を活かして世の中に繋ぎたいと切望しました。
日本・東京は、2016年 アドビ社の調査で世界で最もクリエイティブな国・都市と世界から評価されているのに、実際はアートで活躍できる人はごく僅かで、デザイナーも活躍機会が乏しいのが現状です。
そこで私たちは、こうした優れた作品を企業の事業活動につなぎ、SDGsのエコシステムのある商品や空間デザイン、コーポレート・コミュニケーションなどで企業価値向上に寄与し、アーティスト・福祉施設や関わるデザイナー等への収益循環をつくり、持続的な活動を行える事業を構想し起業しました。
クリエイターの力で飛躍的なアイデアで社会をもっとワクワク。変化を創造します