私がご提案させいただくサービスは、浴場に掲示された「温泉分析書」に記載している成分と成分量に評価基準を設けることにより、泉質を正しく評価することで源泉のすばらしさや凄さを見出していけるサービスです。評価基準については丸善出版の「温泉の百科辞典」等の資料を参考にし5年間研究した成果と、さらに実家が源泉掛け流しだからこそわかる湧出量・泉温・浴槽の深さ・飲泉の可否などに評価基準を設けることで、「源泉」を4ランクに分けて評価していきます。また「温まる」泉質の見分け方や、「美肌」となる泉質を6タイプに分けるなど分かりやすい内容・構成となっております。そこで新たなサービスとして構築しようとする温泉情報ポータルサイトを、「温泉・泉質プレミアガイド」と名称を決め、泉質の証となる「温泉分析書」により本物の源泉掛け流しを探し出していける、今までに無い温泉情報ポータルサイトとなります。
1.ターゲット設計について
ターゲットとしては「肌の衰えを感じ始めている30歳~45歳くらいまでの女性で、仕事のストレス解消には友達と旅行に行くようにしており、日常生活を離れて温泉に浸かってその薬効作用で身を癒すだけでなく、豊かな自然の中にたたずむ温泉旅館の空気の中にいるだけで、気持ちもリフレッシュ(転地効果)されストレスがやわらげられる。そのため宿泊先となる旅館の温泉の泉質の選定(飲泉によるお通じ改善・美肌作用・温熱作用)は欠かせない。これからの豊かで生き生きとした人生をイメージして、女性としての美しさを常に追求している。」このようなライフスタイルの女性をターゲットと想定していきます。
2.泉質の評価方法とビジネスモデルについて
泉質の証となる「温泉分析書」に記載している成分と成分数値に一定の基準を設けることで泉質を正しく評価していく事になりますが、「源泉掛け流し」とそうでない温泉との差別化をも図っていけるようになります。また「温まり」や「美肌」についても基準を設けることで、泉質の差別化が図れるようになっていきます。現在大規模旅館では湧出量の問題からも源泉掛け流しは難しくなりつつあり、自家源泉を持つ中小のお宿だからこそ源泉掛け流しやすばらしい泉質が可能となるものなのです。そこで中小の温泉旅館事業者に焦点をあてて、小さい施設ながらも本物の源泉掛け流しですばらしい泉質をもちながら資本力で負けてしまいがちな中小の温泉旅館を支援していくことで、源泉(環境)の保全を目指していくものです。また中小の温泉旅館ならではの付加価値サービスを開発・展開していくことで、このサイトの役割となる温泉旅館事業者への集客支援と、ユーザーへは情報提供等により地方旅館事業を活性化していくことや、ひいては源泉の存続・維持へと繋がっていくビジネスモデルへとなるものです。